唐津焼、いいですね。

日、有田に行った時に、唐津焼に出会いました。
今までは、唐津を自分が買うものとして見たことはなかったのですが、
陶器市をぶらぶらしているうちに、この花瓶をみつけたのです。
素朴な味わいが気に入って、どうしても買いたくなりました。
この素焼きのような味わいが気に入ったのです。

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こちらはお茶碗です。
一楽、二萩、三唐津といわれるように、侘び寂びを尊ぶ茶の湯の世界では
唐津は珍重されています。
そういう素朴というかさりげない風情というのが気持ちを引き付けます。

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この後しばらく歩くと李朝系の青磁の店もありました。
東洋陶磁博物館の主要な展示品の一つに李朝の青磁があります。
一つとしてまっすぐなものはないという、類型を廃する緊張感が素朴な
絵柄や形の中からもしっかりと伝わってくる逸品ばかりなのですが、
そういう精神がこういう店の品物にもつたわっているように思えます。
唐津も、朝鮮からもたらされた焼き物なので、やはり心栄えは
朝鮮の地にしっかりと根付いているのかもしれません。
一度、韓国の焼き物の里を訪れたいものだと改めて思いました。
毎週月曜は、こだわりのモノの話です。