最近はあまり口にしませんが、以前は中国料理の時によく、「桂花陳酒」を飲んでいました。
「桂花陳酒」というのは、白ワインに金木犀の花びらを漬け込んで3年程熟成させたものだそうです。
すばらしく好い香りがします。それで、甘くて飲み易いので、つい沢山飲んでしまい、酔っ払ってしまいます。
広東料理系のわりと淡白な味付けの料理にあうように思います。
四川の激辛料理や、東北系のきつい味の料理にはやはり白酒でしょう。
最近は、こういう料理に気持ちが行っているので、飲む機会が減ったのでしょう。
「桂花陳酒」は楊貴妃も好んだ酒といわれています。
確かに、味や香りに高級感があります。
楊貴妃は、ライチも大好きだったようで、楊貴妃の機嫌をとるため、玄宗皇帝は何百キロも離れた広東地方から長安まで昼夜兼行で運ばせたという話もあります。
こういう話にもあるように、おいしいライチは河南でできるようです。
以前、深センに仕事で行った時にライチ狩りの話を聞きました。
日本のイチゴ狩り、梨狩り、葡萄狩りのようにライチ狩りというのがあって、ライチ園に入って食べれる分は食べ放題、持ち帰り分は別途買うのだそうです。
とれたてのこぶしほどもある大振りのライチはそれはおいしいという事でした。
それを、聞いて、無性に食べたくなり、夜の街角で探しました。
それ程新鮮ではなかったのですが、確かにおいしいライチでした。
日本の中国料理店でデザートにでてくるライチとは、全く別モノでした。
奥が深いというべきですね。
毎週、金曜は酒に関する話です。