夕陽を見ていたら当たり前だが暗くなってしまった。暗い中、山を降りたが運転手はちゃんと
待ってくれていた。
暗ーい道を、プルプルブーブーとツクツクは走って行く。だんだん暗くなるからかなり怖い。
街灯はないし、家のあかりもないから、だんだんと漆黒の闇になってくるのだ。
変なとこへ連れていかれて、「ホールドアップ」されたらどうしよう。そういう心配はいらなかった
ようだ。だんだんと家がでてきた。決して明るくはないが、夕食時分だから道路に人の動きもある。
村が見えて来た。ちょっと安心だ。
ホテルに戻って、
「腹減ったなあ」、
「晩飯食いにいこ」又表に出て、ツクツクのおじさんと交渉だ。
「レストランに行って、マッサージ屋に行って帰ってくる」で交渉成立。
「カンボジア料理のレストランで、影絵ショウーを見せてくれるところに行きませんか?」
「ええね、そこ行きましょう」
カンボジア民家風のレストランだが中に入ると結構広い。
2階に上ると他の観光客も座っている。料理を頼んで待っていると、先に影絵ショーが始まるようだ。
奥の中央にスクリーンが用意された。
影絵人形のようなものを持った人達がひそやかに階段を上ってきて、右の端の奥の方に中腰で座って
待機している。
照明が暗くなって、音楽が鳴り始めた。
村があって、少年が出てきて、・・・・後どうなったか、ころっと忘れてしまった。
なかなか面白い話だったように思う。但し、日本語ではもちろんないし、カンボジア語?でやっていて
英語解説もなかったのでよくはわからない。
アンコールワットの壁画にあるラーマーヤナの物語りの一部だという話もあるが定かではない。
しかし、子供も混じって一生懸命演じているに感動した。「スバエクコー」という伝統芸能なのだそうだ。
明るくなると、飯が出て来た。
サラダみたいなの、炒飯みたいなの、野菜炒めみたいなのは鶏肉が入っている。煮物みたいなスープみたいな
赤いヤツはトマト系の野菜スープだ。煮物みたいなスープみたいな緑のヤツはマメ系の野菜スープに豚肉の
ようなものが入っている。
どれも色は決して美しいとはいえないが、味は悪くない。
タイ系色の強い味だが、タイの甘酸っぱ辛さはかなり薄まっていて、レモングラスやパクチー系の香料野菜
の独特な味はするがきつい味ではない。
炒め物はちょっと濃い目の味だ。
あじあんテイスト満点のおいしい晩飯になった。カンボジアビールも薄い目であまり癖はなくておいしい。
マッサージは観光地らしくそれほど安いわけではなかったがこれで気持ちよく寝れる。
ホテルに戻ったら、漆黒の闇が待っていた。
空を見上げたら、満天の星空だ。
「こんなん見たことないわ」
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