CATEGORY

北京、天津他

悲しい北京、重慶の旅9ー石刻のある村

ぼんやり見てると、ただの石像の群れだが、じっくり見ていると中々面白い。 とても味のある石像ばかりだった。 どうして、こんな辺鄙なところに、これほどのものが次々と造り続けられたのだろう。 驚くばかりだ。 広大な中国各地のところどころに、このように仏教の史跡が集まっているのは、 中国での仏教の力というものを考えてしまう。こういう力が、日本にも及んで 日本の仏教もあるのであろう。 それが今では、中国の仏 […]

悲しい北京、重慶の旅8ー大足石刻、地獄図像

宝頂山の世界遺産、大足石刻を更に巡る。仏教に纏わるいろいろな寓話が彫刻されている。 実に多岐に渡るので壮観だ。 これは、九龍浴太子像だ。 釈迦が誕生した時に、9匹の龍が現れて、暖冷、2種の水を吐き沐浴させたと いうような寓話に基づくものらしい。 この構図の感じが面白い。龍は龍らしくないけどね。 これは、孔雀明王だ。 孔雀が毒蛇や害虫を食べるように、人にもたらされる害悪を食べてくれる 菩薩仏という事 […]

悲しい北京、重慶の旅7ー大足石刻、釈迦涅槃像

いよいよ世界遺産、大足石刻だ。 宝頂山という山の側面に夥しい、石像が刻まれている。 龍門石窟とか、雲崗石窟とかとは又違った様相だ。 龍門石窟とか、雲崗石窟は天然の岸壁を大掛かりに削り取って 巨大な仏像を刻んでいるが、ここのは山肌の岩を利用して、小刻みに 刻み増ししていったような感じだ。正面にドンとあるというのではなく 山を巡る道々に、次々にあらわれるという感じになっている。 そして、仏教の教えを刻 […]

悲しい北京、重慶の旅6ー重慶、大足県へ

さて、今日は、予定通り、大足石刻へ行く日だ。 重慶市内からは片道100kmを越えるので簡単には行けない。 今までは、その都度車を手配していたが、今回から、北京で手配ができる ようになったので、その方法を試してみる。 8:30少し前に、運転手から連絡が入った。8:30ピックアップの約束なので きちんとしている。小雨の中を出発だ。車も新しいし、手入れも良い。 重慶は、此処で雨が降っていても、ちょっと走 […]

悲しい北京、重慶の旅5ー重慶、小吃街

河を見ていたら日が暮れてきた。お腹も空いて来た。「そろそろご飯を食べに行こう」 という事でタクシーを捜す。重慶もタクシーを捕まえにくい街だ。 夕方のこの時間帯はちょうど運転手の交代時期で空車が殆ど走っていない。 いても、交代に急いでいるから拒否される。 それで、ここも観光地だから、ここで降りる客を狙って、その人と交代で乗り込まない としようがないが、正規の乗り場がないので周りの人と取りあいだ。 そ […]