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浙江蘇、安徽他/黄山、古鎮、墨硯紙筆

西湖、茅家埠の絶景

今回の杭州の旅は、水墨画の老師が杭州の美術学院に短期勉強に来ているので、 老師を訪ねて、宿題の画を見てもらおうというのが主たる目的の旅であった。 それで、画をみてもらった後、「先生、時間があったら、西湖でどこかいい水墨画 の絵画ポイントに連れて行ってくれませんか」と頼んだら、 「ええとこ言うても、腕が伴わないとなあ」と言われた。 「そんなの分かってますよ」、「写真にとっておいて、後で思い出して画く […]

パリパリの焼餅の味

前の旅、北京から大同、平遥、喬家大院などの旅の時だ。 平遥古城の中を廻っている時から、友人が盛んに、 「あれ気になるな」、「ちょっと食べたみたいな」と言っている。 「そんなら買ったら」というと。「うーん」と口ごもる。 結局、買わずに喬家大院の門前町迄きてしまった。 ここも屋台の土産物屋が賑やかに並んでいる。 その中に、やっぱり焼餅屋があった。 どうやら、スパイシーな具を練りこんだ粉を薄く丸く延ばし […]

痩西湖を巡る

痩西湖の庭園を歩いていると、面白いものを見つけた。 唐の時代の銀杏が落雷にあって割れてしまったが、接木かなにかをしたら 蘇って花を咲かせたといったような事が書いてある。 「枯木逢春」と題をつけて詩文風にしたてて印まであるのは中国風でいいなあ。 こういう橋もよくある風景、あちこちに橋や東屋をしつらえある。 仏教寺院があるのであろう白塔がある。 こういう白塔は五台山にもあるというが、日本の寺にはないの […]

楊州の柳

長江を渡って楊州に入り、昼ご飯を食べたら愈々「痩西湖」を目指す。 どうやら杭州の名湖、西湖を真似て作った人工湖なので、謙遜して、痩せた西湖と つけたのだろう。 楊州と言えば柳と思っていたが、三歩歩いたら桃があるし、五歩歩いたら柳があって、 鶯の声も聞こえるというとっておきの場所に仕上げているようだ。 湖を巡る遊歩道を歩き始めたが、とても広大なところなので、全部は廻りきれない。 とりあえず真ん中の方 […]

上海に戻って麺を食う

鎮江、楊州の旅から列車で上海に戻ったら、もう夜だ。 晩飯の時間になっているが、それほどお腹は空いていない。 「何食べよ?」、「簡単でいいね」、「麺ぐらいにするか」、「ええよ」 という事で、いつも朝飯代わりに包子を買いに行っている店で麺を食べる事にした。 頼んだのは野菜の餡がかかった麺だ。酸菜(野沢菜みたいなの)だと思うが、すっぱい漬物のような野菜を 細かく刻んだ餡で、なかなか旨い。 麺はいまいちだ […]