長江を渡って楊州に入り、昼ご飯を食べたら愈々「痩西湖」を目指す。
どうやら杭州の名湖、西湖を真似て作った人工湖なので、謙遜して、痩せた西湖と
つけたのだろう。
楊州と言えば柳と思っていたが、三歩歩いたら桃があるし、五歩歩いたら柳があって、
鶯の声も聞こえるというとっておきの場所に仕上げているようだ。
湖を巡る遊歩道を歩き始めたが、とても広大なところなので、全部は廻りきれない。
とりあえず真ん中の方にある有名な五亭橋のあたりまで行く事にしよう。
こういう中州は水墨画の一場面に非常に良く出てくる。
良く見ておこう。
こんな橋もよくあるなあ。
なかなか風情のある景色だ。
ゆっくりゆっくりと手漕ぎの船がやってくる。
船で見て廻るのもよかっただろうなあ。
所々に東屋がしつらえてある。
ちょっと休憩して、お茶を飲んだり、詩を作ったりするように拵えたのだろう。
優雅な風景だ。
いいところだなあ。
時間がゆっくり流れている。