廬山の真面目を知らず
蘇軾の詩に、「題西林壁」というのがある。 横看成嶺側成峰 遠近高低各不同 不識廬山真面目 只縁身在此山中 言葉も分り易いし、イメージも分り易い。 廬山は山容が大きく、尖った峰峰が沢山あるし、大きさもまちまちでそれぞれに趣があると言える。 俯瞰して看ればそう見える山も、中に入ってしまえば全容は見えず、それぞれの風雅を味わうしかないという意味だろう。 中国語の老師によれば、最後の2行、不識廬山真面目 […]
蘇軾の詩に、「題西林壁」というのがある。 横看成嶺側成峰 遠近高低各不同 不識廬山真面目 只縁身在此山中 言葉も分り易いし、イメージも分り易い。 廬山は山容が大きく、尖った峰峰が沢山あるし、大きさもまちまちでそれぞれに趣があると言える。 俯瞰して看ればそう見える山も、中に入ってしまえば全容は見えず、それぞれの風雅を味わうしかないという意味だろう。 中国語の老師によれば、最後の2行、不識廬山真面目 […]
廬山山頂施設巡りが始まった。 やたら毛沢東の名前が出てくる。別荘、記念館・・。どうやら共産党軍が発祥したところらしい。 中国の人達にとっては、幽玄な詩境というよりは、この聖地詣でという意味の方が強いようだ。ガイドさんもここぞとばかり説明に力が入る。 「あんまり興味がないんだよ」とは言い難い雰囲気だ。 もちろん回りの中国の人たちは真剣に見学をしている。 ○○青年隊とかいった旗をかざした若い人達の団体 […]
あちこちで賑やかなお喋りが聞こえる。 外で並んでいる人が中を覗き込んで、客の皿を指差し、店主に料理の名前を聞いている。めぼしいものを見つけて注文する為だ。 こういうのは初めての店でもおいしものにちゃんとありつくための常道だ。 我々の料理も殆ど指差された。ちょっと自慢ではあるが、ネットで事前に調べただけの事だ。事前に知っていたわけではない、本当は自慢にならない。 店内は4~6人座れるテーブルが6個く […]