CATEGORY

近畿地方

熊野古道の旅ー04.橋杭岩を見たら、那智山へ

食事が終わったら、ここの予定は終わりだ。次は勝浦からバスにのって那智山まで行くのだ。 芦雪にできるだけ時間をかけたかったので後の列車は決めていなかった。駅に行って、列車を 調べる。想定よりかなり早い。 「14:05にオーシャンアロー5号があるで、こいつにしょうか」 それでまだ1時間以上余裕がある。 「海岸に行ってみよ」 民謡で、「・・・ここは串本、向かいは大島・・・」というのを聞いた事がある。とす […]

熊野古道の旅ー03.昼食は煮魚

芦雪を堪能したので満足感で一杯だ。 気持ちは満腹したが、お腹は空いてきた。そろろ昼飯時だ。 「どっかで飯くおか」と言ってもどこか決めているわけではない。 「何もなかったらさっき見た見せにしょうよ」 実は駅からここに来るまでに、ついでに商店街をきょろきょろしながら来たのだ。まだ早いので 食べる店は開いていなかったが、ちょっと妖しそうなB級度の高そうな「めし屋」風の店が見えた ので眼の中でキープしてお […]

熊野古道の旅ー02.無量寺、応挙芦雪館

初めての駅だから、ぐずぐずと写真をとったり、きょろきょろ見たりしながら降りたが、小さな街だった。 駅の観光案内書で地図をもらった。 空は青い。天気は絶対大丈夫だ。とにかく、無量寺に急がねばならない。 「海に向かって右手の方やなあ」 「簡単やで、これ真っ直ぐ行ったらええはずや」 暫く歩くと大きな蘇鉄の木が見えて、寺のようなところに来た。 「ここやで」玄関先に、「無量寺」と書いた石がある。 「すみませ […]

熊野古道の旅ー01.オーシャンアロー号で串本へ

先日、友人と二人で熊野古道に行きました。熊野山中に入るに従って、その強い霊気に打たれ、 思い切り感ずるところがありました。気がつけば道中には一足ごとにと言えば大げさですが、夥しい 野仏、石仏が祀られていました。 普段は信心の心薄い我々ではありますが、この気のなかで、野仏、石仏に出会う度に、手を合わせ 震災を受けられた方々の一日も早い復興と、亡くなられた方々のご冥福の為にどうか力をお貸し下さい と祈 […]

南朝、夢の跡、賀名生(あのう)の梅林

天気予報通り朝から雨が降っている。しかし、たいしたことはない。 「そのうちやむやろ」 もう3月も後半に入っている。さすがの梅林も花が落ちてるかもしれない。そう思って、五条市役所 の観光課に電話してみた。 その時点で、「今が3分か5分咲きくらいですね」、「ほんなら来週行ったらまだ早すぎますか?」 「先出したら早いですからね。一気に咲きますよ」 大阪から五条は奈良から行く方法と和歌山県の橋本市から行く […]