京阪間を走っていたら、空には飛行船が浮かんでいた
近京都に行く事が多い。電車で行く事もあれば車で行く事もある。 ある日の事、車で大阪を出発して、のんびりと走っていて、ふと空をみたら飛行船が ぷかりと浮いていた。 「なんかのんびりしてええなあ」と思いながら見ていた。 それで京都で用を済ませて、帰りに又空を見たら、相変わらずぷかり、ぷかりと浮いていた。 それでも大分進んで殆ど大阪の近くまで来ていた。 そのあくる日だったか、今度は電車で京都まで行った。 […]
近京都に行く事が多い。電車で行く事もあれば車で行く事もある。 ある日の事、車で大阪を出発して、のんびりと走っていて、ふと空をみたら飛行船が ぷかりと浮いていた。 「なんかのんびりしてええなあ」と思いながら見ていた。 それで京都で用を済ませて、帰りに又空を見たら、相変わらずぷかり、ぷかりと浮いていた。 それでも大分進んで殆ど大阪の近くまで来ていた。 そのあくる日だったか、今度は電車で京都まで行った。 […]
何となく棚田風景が好きだ。 緑の水田に緑の苗がびっしりと規則正しく並べられて、それが山や丘の斜面に階段状に ずらずらずらと並んで、太陽の光を浴びているのを見ると、命を創るなりわいを見ている ような気がしてうれしい気分になれる。 それで、和歌山のあらぎの里にも2度ほど見に行った。 中国はもっと規模が大きい。雲南では何千という棚田のある元陽という村にいったことが ある。大きな山の中の村の斜面と言う斜面 […]
谷崎潤一郎の随筆に「陰翳礼讃」というのがある。 日本の美は暗闇の中にあると書いていた。 西欧の美は光の全ての色を重ねると透明になる、そういう明るさの中にあって、東洋や 日本の美は全ての色を集めたら黒くなる、そういう漆黒の中にあると言うのだ。 その極致が漆の黒さだというのだ。 だから、蝋燭程度の暗闇の中で漆を鑑賞したり、漆の食器でものを食べるということで 陰翳の中にそういうものが本来持つ美しさを見つ […]
駐車場を抜けきると裏山の森の中に入って行く。細い道が奥に続いている。 少し歩くと建物が見えて来た。鳥居もある。神社のようだ。 大山祇神社と書いてある。そういえば、ネットの情報でもこの神社の横を抜けて行くような事を 書いてあった。道は間違えて無かったようだ。 神社にお参りをして、その横を抜けていく。細い道が山の奥の方に続いている。 道の右側に川が流れている。小さなせせらぎだ。川に沿って更に登る。 「 […]
さて、折角京都に水墨画の勉強に行っているからには、機会があればどっかに行って見ようと 画策している。 今回思いついたのは瓜生山だ。 瓜生山には江戸時代に白幽子という仙人が住んでいたのだそうだ。 600年行きたと言う説もあるそうだ。その真偽はともかく、かの白隠和尚が修行をしすぎて 体を壊した時に、この白幽子を訪ね内観法をさずけられて窮地を脱したと言う話がある。 しかもその地には尊敬する富岡鉄斎が顕彰 […]