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台湾紀行

台湾、列車でぶらりー09、彰化から台中、台南へ

猫鼠麺を食い終わったら意外と時間が経っていた。 特別時間に追われているわけではないが、一応仮に決めた列車の時間が迫っている。 特に用がないからそれに乗ろう。 一旦台中まで幹線在来線で行くのだ。 「おっと、えらい混んでるな」、ドアが開く前から人がびっしり乗っているのがわかる。 あまり降りてこないから、隙間に入り込まないといけない。台湾の列車の床は少し高いので ステップを登りながら座席の角のポールを巻 […]

台湾、列車でぶらりー08、彰化の街の猫鼠麺

「昼飯食おや」と友人に言うと、「猫鼠麺食おや」と言う。 事前に調べて来たらしい。「猫と鼠かいな?」、一瞬不安がよぎる。 以前、上海で酒をのんで夜の街をうろうろしてたら、街角で、串を焼いてるええ匂いが あまりおいしそうなんで、買って食ってたら、後で、友人から、「ああいうのは猫の肉や ちゅうで、それで問題になってるそうや」と教えられ、「グエッ」ってなったことがある が、まさかそんなんとはちゃうやろ。 […]

台湾、列車でぶらりー07、日本のド演歌が聞こえる駅前広場

集集の街を歩き始めた頃から本格的に暑くなってきていた。 それでも我慢して歩いていたが、とうとう我慢できずに、駅のホームで列車を待つあいだに ダウンジャケットやセーターを脱いで、ディパックにぎゅうぎゅうと詰め込んだ。 体は軽くなったが、荷物は重い。 駅の方から音楽が聞こえて来た。 「始まったんやな」 サックスの音がやんだら歌声が始まった。1人で何役もやってるんかもしれん。 「日本の歌やで」、しかも日 […]

台湾、列車でぶらりー06、集集の街をぶらぶら

集集の駅舎は日本の統治時代の名残を残した建物だと言う。 なるほど、地震の後の修復の結果、屋根などが2重になってしまって少々不自然感はあるものの 雰囲気は残っている。駅前には蒸気機関車が展示されているし、少し歩くと、内戦時代のもの なのか戦車の残骸なども展示されていて、この地のいろんな思いが交錯していそうな感じがした。 駅前広場から駅を背にして左の方に商店街がならんでいるようだ。 正面に向かって進む […]

台湾、列車でぶらりー05、ローカル線で集集へ

さて、新烏日のホームにおりたら結構人が多い。 先発は在来線の幹線を走る、自強号だ。少々遅れているらしい。 という表示もホームに出るから安心だ。 その後、我らの乗るジーゼルカーがやってきた。ボディには沿線の風景がプリントされて 派手派手しいが、こちらも新しくはない。というよりかなり古くて汚れているところが、 味と言えばそう言えるかもしれない。 中に入るとほぼ満員で座るどころではない。一泊分だけディパ […]