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台湾紀行

台湾、列車でぶらりー14、台南の朝めし、虱目魚の粥

「えっ、猫の次は虱かいな?」 友人から、台南には虱目魚ちゅうのがあって、そのお粥がうまいと聞いた時だ。 虱とか聞くと、虱→うじむし→超醗酵食品→なれずし、くさや、みたいなもんを想像して しまう。「名前は変やけど、サバヒーちゅうてアジアではわりと知られて魚やで」と言う事だ。 納得して店に向かう。ホテルからそう遠くはない。忠義路と公園南路の交わる、丁度交差点の 角にあった。 「阿憨鹹粥店」と言う店だ。 […]

台湾、列車でぶらりー13、台南、「知味」で美味いもんを食う

台北と台南の「美味いもん食い」が一緒になったら面白い。 台北人は、「台南の料理は甘いからねえ」というし、台南人は、「台北の人は 美味しいもん知らへんのやわ」と言う。食べる話をしはじめるとどんどんエスカレート するし、お互いに譲らないところがあるのが面白い。 食いもんにこだわり心の強い関西人にとってはとってもよくわかるシチュエーションだ。 それで、今回の晩飯は、台南の「美味いもん食い」がええとこに案 […]

台湾、列車でぶらりー12、台南散策、あやしい「神農街」を奥へ

さて「神農街」。 本通りにはさしたるモノはない。 いかにもというお土産屋さんやお茶屋さん、美術品屋さんがならんでいるが、 それだけのこと。入ってもあまりおもろいモンはない。 それより路地裏を覗いているほうがおもしろい。 この自転車、おもろいけど、ちょっと古さが足りんか。 勝手な事をつぶやいているともう終わってしもた。 でもあっちの方へ行ったら、何か雰囲気よさげやで。 あんな道の曲がり具合好きやわ。 […]

台湾、列車でぶらりー11、台南散策、あやしい「神農街」へ

さて、それでは楽しみにしていた古鎮というか、老街に行ってみよう。 ここから更に西の方に歩いて海安路まできたら南に曲がるとすぐに「神農街」というのがあるそうだ。 「この辺りかなあ?」、「確かこの辺のはずやけど」 「らしくないなあ」、「でもおもろそうやねえ」 確かに老街はまだもう少し先だった。この辺はただの生活のある路地裏だ。 「でも何か面白いねえ」 風景に味がある。「また観光客が紛れ込んできたで」、 […]

台湾、列車でぶらりー10、台南散策、「赤嵌楼」

台南のホテルは、台南駅のすぐ近くだ。 荷物を降ろして一息ついて、さて、早速台南の街をぶらぶらしてみようか。 台南と言えば鄭成功の街だ。 お父さんが中国人で、お母さんが長崎生まれの日本人というからわしらにも親しみ深い人なのだ。 明朝末期、滅びようとする明の国を助けるために立ちあがったが、大陸で善戦するものの 破れてしまい、台湾に逃げて、先にいたオランダ軍を追いだして自分達の国を造ったのだ。 そういう […]