中国、江南、浙江の旅-28、咸亨酒店で思い切り紹興酒を食らう
そろそろ酒が飲みたい。美味しい紹興酒が待ってると思うと喉が鳴る。 次の目的地は咸亨酒店だ。入り口に孔乙己はんが居てはる。 言わずと知れた魯迅の小説の主人公だ。 ホームレスの浮浪者でも、長い裾の服を着てたら一応は文人の端くれらしい。 時には文字を教えて茶碗酒の一杯にあずかることもあるらしい。 (その字が合ってるかどうかは別にして) 日がな一日この安酒場に入り浸って茴香豆を食うのが日課だったという話だ […]
そろそろ酒が飲みたい。美味しい紹興酒が待ってると思うと喉が鳴る。 次の目的地は咸亨酒店だ。入り口に孔乙己はんが居てはる。 言わずと知れた魯迅の小説の主人公だ。 ホームレスの浮浪者でも、長い裾の服を着てたら一応は文人の端くれらしい。 時には文字を教えて茶碗酒の一杯にあずかることもあるらしい。 (その字が合ってるかどうかは別にして) 日がな一日この安酒場に入り浸って茴香豆を食うのが日課だったという話だ […]
水郷の古鎮をすぎて紹興の街に入る。紹興というところは観光地としては不思 議な所だ。簡単に言えば何もない。昔のまま残っているものは殆どなくて、無 理矢理改修されたり後付けされたりした史跡が多いような気がする。 そやから、紹興にまつわる昔の逸話や物語り、詩人や文人、武人などの著名人 の事を知ってる人はそれに結びつけて、昔を懐古するんやけど、そんなん知ら わと言う人にとっては、何のこっちゃわけわからん、 […]
古鎮そぞろ歩きの楽しみは衝動買いというかうっかり買いというか、何かおも ろいもんに出くわして、つい、「それ、なんぼやのん?」って聞いてしまう事 がある。こういう時は実は買う気十分になってしまってる。 この時も、どっからか香ばしいええ匂いが漂ってきた。 どこかな? って見回したら、リヤカーに胡桃炒り器を乗せた、胡桃売りのお っちゃんだ。中国ではよく見る風景だ。 田舎の山で木の実をとってきて、街で炒っ […]
今日は杭州を発って紹興へ向かう。その真ん中あたりに安昌古鎮というやはり 水郷の村があるのでそこに寄って行くつもりだ。この古鎮はわしは3度目の訪 問なんやけどお薦めなんで皆さんを連れて行きたいと思っていたのだ。 最近の中国の古鎮はどんどん観光化されていっている。古いまま残しているよ うでも作為が多いところがあるし、あざとい作り替えも平気なところもある。 しかもそれでも喜ぶ観光客が溢れていると折角言っ […]
さて、西湖からの帰り道、自動販売機を見つけた。日本では何の不思議もない んやけど、中国では珍しいと思う。 ほんとか嘘か知らんけど、中国では自動販売機を設置したら機械語と盗まれる から設置しいへんのやって聞いた事もある。そやから無いんやって思ってたけ ど、最近は出来たんやなあってびっくりしたのだ。 そんなら何か買うてみようと、地図があったんでお金を入れてみたら、ウンと もスンとも応答しいへん。残念な […]