中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-35、西湖、西泠印社へ
蘇堤の散歩はわいわい歩いていたらあっというまに終わってしまった。結局は 芥川龍之介の言う画舫が印象に残っただけかもしれん。 次は目の前の小さな島に橋を渡って西泠印社へ行こうと思う。 (泠は冷ではなくてさんずいらしい) 西泠印社というのは篆刻を学ぶ人達の聖地と言えるところだ。元々、中国の清朝 末期に浙派といわれる篆刻家たちが仮の拠点にしていたところだったが、その 後、民国になってから日本の篆刻家たち […]
蘇堤の散歩はわいわい歩いていたらあっというまに終わってしまった。結局は 芥川龍之介の言う画舫が印象に残っただけかもしれん。 次は目の前の小さな島に橋を渡って西泠印社へ行こうと思う。 (泠は冷ではなくてさんずいらしい) 西泠印社というのは篆刻を学ぶ人達の聖地と言えるところだ。元々、中国の清朝 末期に浙派といわれる篆刻家たちが仮の拠点にしていたところだったが、その 後、民国になってから日本の篆刻家たち […]
この日も天気は無愛想やけど雨は降っていない。いつものように朝飯を食いに 行こう。ホテルの近くに小さな市場があって、わしがおった頃はその市場の一 角に包子(豚まん)屋さんがあって熱々のやつを一つ1.5元くらいで買って食 うととても美味しかった。ところが、前回来た時には市場が大きく改装されて その店はもうなかった。今回、新しくなった市場を見がてら、もしかしたら、 ああ言う店は庶民の為にあるんやからつぶ […]
さて、短かかったけど船の旅を堪能した。なかなか貴重な体験やったと思う。 降りたところは大都会の真っ只中だ。ガイドさんは気を利かしてこの近くに晩飯 のレストランを予約してくれている。「しゃぶしゃぶ食いませんか?」と言う んで大賛成したら「川味観」という店だった。 杭州では有名な四川料理のチェーン店だ。 杭州に留学してる時に他の店は行 った事があるけどここは初めてだ。 久し振りに火鍋が食える。 火鍋と […]
諸葛八卦村でちょっとゆっくりしすぎたかもしれん。杭州へ戻るにつれて夕方 のラッシュ渋滞に巻き込まれつつある。これから向かっているのは京杭運河だ。 北京と杭州を結ぶ総延長2500キロメートルの大運河なのだそうだ。昔はこの水 の道をたどって北京の皇帝が江南へ巡航するなんてことも度々あったそうな。 特に清の乾隆帝は江南の風景や食べ物がお気に入りで、何度も行幸されたと言う。 その運河はどうやら今でも機能し […]
昼ご飯を食べる前に諸葛八卦村をぶらりと一回りしていた。 ある家の中では、その家も諸葛さん。あの家も諸葛さんなんやけど、特に、諸葛 孔明何代目かの直系の人らしいが、黙々と机に座って字を書いてはった。 前来た時は半切の書を書いてはったようやけど、同じ人かどうかは分からない。 何せどの人も諸葛さんやから、同じ人であろうと違う人であろうと同じ事なのだ。 彼方此方の壁に扁額や書としてぶら下がってる文章がある […]