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中国紀行

端渓の硯 これが欲しかった

今回の、敦煌、北京話の最後です。 北京で有名な瑠璃廠という一角がある。 ここは、書画、骨董や書画道具、古本等を売っている、文房横丁みたいなところで、北京に来て、時間があれば、必ずといってもいいほど、訪れる場所だ。 近辺に胡同が多くあって、老北京と言えるような街角だ。 この中に、栄宝斎という店がある。何百年も続く老舗の文具店というか書画芸術店だ。夏目漱石なんかも、ここの文具を愛用したそうだ。 国営な […]

北京でも高名 鼎泰豊

北京話が続きます。 「鼎泰豊って店、行く?」、 「小籠包の?、混んでるんちゃうん?、有名やし」、 「そやなあ」、 「私のタイプとちゃうしなあ」、「行ってみて、すいてたら入ろう」。 台湾では、行ってないので、少しは興味もあった。 時間が早かったので、席はあった。 若い人たちがどんどん来る。 おしゃれで綺麗な店だ。 「小籠包」、噂どおり、ジューシーで食べやすく、おいしい。                […]

中国紫檀博物館

 帰りは、一旦、北京に戻って一泊。 明るいうちに北京に戻れたので、前から気になっていた、中国紫檀博物館を見学した。 紫檀や黒檀などの貴木を使った、高級家具販売で一代で財を成した人が作った博物館だそうだ。 文革の嵐の中で、古家具などを破壊から守るために地中に埋めておいて、嵐が去ったあと、掘り起こし、販売を始めたら、おりからのブームに乗って、一気に一大事業となったという事だ。 とても、一般市民が手に入 […]

葡萄の美酒 夜光杯

 敦煌を去るにあたって、記念品を一つ購入。 夜光杯という、近くの祁連山脈でとれた玉をくりぬいて作った杯だ。 普通はワイングラス型なんやけど、それやとそのまんまなんで、少し形を変えた。 ただのお土産といってみれば、それまでやけど、 王翰という人の詩に涼州詞というのがあって、 ロマンやなあと思っていたので、仕方ない。 葡萄の美酒、夜光杯。 飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す。 酔いて沙場に臥すとも君笑うこ […]

敦煌の晩餐

 やっと日が暮れた。 21時半を過ぎた。 「運転手さん、飯行こう、一緒に」、「どんなとこがいいですか」、 「敦煌風か新彊風」、「高いとこ?、安いとこ?」、「高いとこ」。 それで、ちょっと高級な敦煌風レストラン。 3人で300元くらい。 鶏肉 味が濃い           野菜がうまい(野沢菜みたいな?)   寒天?名物らしいけど?         茄子にレンコン(おいしいよ)   スペアリブ(香草 […]