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中国紀行

南昌空港から廬山へ

「ニーハオ、ニーハオ」空港には女性二人がお出迎えだ。一人はガイドさん、一人は通訳みたいだ。 手配の車に座って、車が走り始めると、いきなりガイドさんが喋り始める。「わかる?」と聞いて、少し分かってそうな顔をすると、いきなり早口でどんどん喋る。 「あんまり分かってないから、ゆっくりゆっくり喋ってや」と必死で制止。それでも中々止まらない。 通訳らしき人は後で聞いたらボランティアで借り出されたそうだ。不慣 […]

上海博物館

大阪の東洋陶磁美術館と上海博物館は、今のところ私が陶磁器を勉強する基本になっている。 時間があれば、それぞれの美術館、博物館に行って、その時々の特集を眺めて目の保養をさせてもらっている。 東洋陶磁は、地元でもあるので特別展がある度に行っているが、中国の精緻で豪華な陶磁器から、李朝、高麗の陶磁器の簡素な魅力まで本物はこういうものなんだと改めて感動する事が度々である。 上海博物館は、さすが中国、コレク […]

老上海料理-蘭心餐庁

あちこちで賑やかなお喋りが聞こえる。 外で並んでいる人が中を覗き込んで、客の皿を指差し、店主に料理の名前を聞いている。めぼしいものを見つけて注文する為だ。 こういうのは初めての店でもおいしものにちゃんとありつくための常道だ。 我々の料理も殆ど指差された。ちょっと自慢ではあるが、ネットで事前に調べただけの事だ。事前に知っていたわけではない、本当は自慢にならない。 店内は4~6人座れるテーブルが6個く […]

香炉峰という白酒

初めて白酒(バイチュウと読みます)を飲んだのは何時だったろう。 友人と長江三峡を下る船の中でした。 なんと臭い酒だと思ったものです。臭くて癖があって強い。そういう酒でしたが、うだうだとつい飲んでしまう酒でもありました。 それから、中国に沢山来るようになって、宴会での白酒攻撃でも何度も痛い目にあいました。宴会で使われるような白酒は高級なのが多いので臭くはないのですが、強いのは同じです。50数度ありま […]

上海-近代の美術展

天王寺の大阪市立美術館に「上海-近代の美術展」を見に行きました。こういう内容です。 「本展では、19世紀後半から20世紀前半にかけて中国・上海で花開いた美術-書画・篆刻(てんこく)の優品、約200件を展示します。」 台湾の故旧博物院や鴻禧美術館の所蔵品が多く来日したようです。 実はこれは、台湾からの友人が来日するから、どこかに連れて行こうということで持ち上がった話なのですが、台湾の人を連れて故旧博 […]