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中国紀行

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-11

聖地五台山にて 雪のある峠でしばしストップ。運転手が盛んに電話で喋っている。 そして、「このまま行ったら、入場門があって運転手の分までチケットが必要だ」 「それは、分かっているよ。払うから」と言うと、 「運転手の分は無しで、皆さんの分は安くするから、チケットは後で渡すという事でいいですか?」 又、これか。運転手と地元の係員が組んでチケットを別途融通して入場料を浮かそうというのだ。 あまり好きなやり […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-10

五台山への道 さて、お腹が大きくなったのでいよいよ五台山へ向かおう。 「五台山までどれくらいかかる?」と聞くと、「着くまで3時間、そこから平遥までは5時間だな」 予想より早く事が運んでいるのとご飯も食べたので運転手は少し機嫌がよくなってきている。 まあ、夜中の2時、3時の到着は回避できそうだ。 それで山道を走り始める。 山西省は中国でも1、2を争う貧しい省だそうだ。 山や田畑も風化が進み風景に土が […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-9

応県のラーメン屋 木塔のある応県の門前街で、時間も午後1時を過ぎている。「お腹が空いたね」、 「ここで食べなかったら、五台山まで食べるところある?」、 「ここで食べた方がいいですよ」、「じゃあ、ここにしよう」 「運転手さん、どこか知ってる?」、「何が食べたいですか?」 「麺とか、簡単なものでいいよ」、「拉麺なら、知ってるところがあるよ」 「勿論、それでいいよ」 山西省は麺がおいしいと言う話だから期 […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-8

最古の木塔 懸空寺から五台山に向かう途中だから、ちょっと寄って行こうという程度のつもりで、 何があるのかあまり期待していなかったけれど、着いてみたら立派な寺院であった。 一見、「ピサの斜塔みたいに傾いているのかな?」と思ったが良く見るとそうでもない。 高さも大きさもたっぷりとした八角形の五重の塔だ。 損傷が激しく、だから修理しているのだろうが、全部木製の仏塔で実に風格がある。 庭も広いし立派な寺院 […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-7

空中楼閣?、懸空寺 雲崗石窟を出てからもう1時間半くらいは走っている。山も一つ越した。 そして、もう一つ丘を越すと北岳恒山と書いたゲートが見えてきた。目指す寺はもうすぐだ。 そして着いた。目の前に大きな崖が見える。 その広くて高くてのっぺりした崖の表面になにやら建物が見える。 どうやら、壁に張り付いた楼閣のようだ。 あれが所謂、「懸空寺」なのだ。つまり空中に飛び出した寺ということだ。 良く見ると、 […]