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中国紀行

孔乙己の紹興酒

今回、上海に2週続けて行った。 1回目に、「今日の夕食は、紹興の咸亭の支店が上海にあるので行きましょうか」と 友人を誘い、歩いて行った。20分も歩いて着いたと思ったら、「店が無い」 結局、閉店していたのだ。 「魯迅の小説、『孔乙己』にでてくる咸亭は、その当時を偲ばせる料理も出すし、 紹興酒も甕から汲んで入れてくれるからとても美味しいんですよ」と言って誘ったのに 残念だった。 それで、次の週、その心 […]

上海の駄菓子屋さん

上海で街をうろついている時、友人がお土産にお菓子を買いたいと言い出したので、 道すがら、「どっかに無いかなあ」と目で探していた。 するとおあつらえ向きに駄菓子屋のようなのがある。 「あった、あった」という事で中に入った。 飴みたいなのが大きな瓶に入って並べてあるような、所謂駄菓子屋とコンビニの間 くらいの店だ。 1個1個は包装されているが、コンビニのようにパック化してるのではなくて、全て秤売りだ。 […]

景徳鎮、粉彩の花瓶

この店に来るのは前の週も含めると3度目だ。 毎回同じ花瓶を眺めている。それほど気に入ったわけだが、問題は 買うかどうかだ。値段の問題とどうやって持って帰るかという事だ。 今日は決断しよう。持って帰るのは何とかするとして、値段が、 1800元くらいになったら買おうかなと思い交渉を始めた。値札は 2800元だ。「安くしてよ」というと、電卓に2500元と入れて 見せる。手を振り首振りして、「1800元」 […]

茅家埠、上香古道のあたり

小雨の中、茅家埠の中を通る上香古道を歩いていると、興趣は尽きない。 風景の作り方も好いが、植生にも気を配っているようで、その結果、ビオトープが 実現できているという。 一方の西湖本体では、張芸謀がプロデュースした水上ショーの案内看板があちこち にかかっているので、違いがよけい際立ってしまう。 こういう超観光出し物があるところの脇に、ひっそりと、興趣尽きないところがある のは、なかなか好いものだ。 […]

西湖、茅家埠の絶景

今回の杭州の旅は、水墨画の老師が杭州の美術学院に短期勉強に来ているので、 老師を訪ねて、宿題の画を見てもらおうというのが主たる目的の旅であった。 それで、画をみてもらった後、「先生、時間があったら、西湖でどこかいい水墨画 の絵画ポイントに連れて行ってくれませんか」と頼んだら、 「ええとこ言うても、腕が伴わないとなあ」と言われた。 「そんなの分かってますよ」、「写真にとっておいて、後で思い出して画く […]