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中国紀行

悲しい北京、重慶の旅13ー霧の中、太極拳をする女

今日の予定が一通り終わった。一旦ホテルに帰ってから散歩に出た。 運転手に、「夕食はどこで食べたいい?」と聞いたら、 「ホテルから歩いて少し行くと、嘉降江の河縁にでるが、その付近が レストラン街で夜はライトアップされて綺麗だから、景色を見ながら 食事したらいい」との事だった。 「歩いてどれくらい?」と聞くと、「20分くらいかなあ」と言う。 「遠いやん」と言うと、「私らの感覚では当たり前ですよ」と答え […]

悲しい北京、重慶の旅12ー霧の中のロープウエー

「たまゆらの女」という中国映画を見たことがある。 雲南省の建水という街で陶磁器の絵付けをしている女が、重慶に住む 詩人に恋をして、毎週毎週雲南から重慶まで延々と列車に乗って 会いに行くという話だ。この列車の旅も面白そうだし、重慶で恋人と 会った時に、長江を渡るロープウエーに乗るシーンがある。 霧の中の長江と重慶の街が印象的だった。 今回の旅に最初から重慶を入れていたのは、この列車の旅と、ロープウエ […]

悲しい北京、重慶の旅11ー磁器口、老街

大足県の外れで遅い昼飯を食べた後、再び重慶市街に向かった。 同じように2時間半ほどで市街地が見えてきた。雨はやんでいるが 天気は良くない。「何処に行く?」、「わからん」 「森林公園があるけど行く」、「行く人が多いよ」 「じゃあ行くよ」という事で案内された。入場料は無料だという。 中に入ると、どうやら「監獄跡」らしい。日本軍だったのか、 国民軍だったのかよくわからないが、ここで、人民軍の英雄的な 兵 […]

悲しい北京、重慶の旅10ー大足県で昼ご飯

昨日の夜にかなり食べすぎだった事もあって、今日は朝御飯抜きであった。 途中でちょっと買い食いをしたが、やっぱりお腹が空いて来た。 運転手に、「食事に行こう」と頼んだ。 「この土地の料理が好い」と言うと、「辛くてもいいか?」と聞いて来る。 やはり、ここは四川の地だ。普通の料理が辛いのだ。 「勿論大歓迎だ」という事で案内してもらった。 県道みたいな道路の脇にある「道端のレストラン」という感じの店だが、 […]

悲しい北京、重慶の旅9ー石刻のある村

ぼんやり見てると、ただの石像の群れだが、じっくり見ていると中々面白い。 とても味のある石像ばかりだった。 どうして、こんな辺鄙なところに、これほどのものが次々と造り続けられたのだろう。 驚くばかりだ。 広大な中国各地のところどころに、このように仏教の史跡が集まっているのは、 中国での仏教の力というものを考えてしまう。こういう力が、日本にも及んで 日本の仏教もあるのであろう。 それが今では、中国の仏 […]