CATEGORY

中国紀行

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-12

蜀犬日に吠ゆ 「蜀犬日に吠ゆ」という諺がある。四川省すなわち蜀の国は天気が悪く 霧がかかったような日々が続くから、偶に日が出ると犬が驚いて吠えたてる という話だ。 つまり知っている人なら当たり前の事を、無知ゆえに初めて気づいた人が 鬼の首をとったようにわあわあ言いたてるような事を指している。 そういえば最近はそういう人が多いような気もするが気のせいかな? それはいいとして、今日は朝から成都の街は霧 […]

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-11

成都で火鍋 帰り道も快調だ。高速道路を順調に飛ばしている。それにしても成都まで たどり着いたらもうすっかり夜だ。20時30分。 晩飯を食べに行こう。運転手には店まで案内してもらって別れる事にした。 一緒に食べようと言ったが明日もあるので流石に帰りたいのだろう。 距離を調べたら今日だけで550km走ったと言う事だ。長い一日だった。 それで何を食べようかという事になったが、成都の事情はよくわからないし […]

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-10

空気が薄いからチャッチャと帰ろう ゆっくり歩いているがやっぱりしんどい。頭も痛い。典型的な高山病の初期症状見たいだ。 それに時計をみたらえらい時間がたっている。もう4時半近い。 あまり綺麗な景色だったのでつい長居をしてしまったのだ。早く帰らないと、成都に着くのは かなり遅くなるだろう。 まあ、帰ってご飯食べて寝るだけだから遅くなっても構わないのだが。 下りは慎重に下りないと行けない。雪道の下りは危 […]

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-09

金頂の絶景は続く 苦しいのでゆっくりゆっくり歩きながら、金頂の反対側に回って行った。 「何と」こちらの景色は一段と素晴らしい。 遥か彼方に幾重にも重なった高峰の峰々がシルエットになって雲の海の中で見え隠れ している。 日本の北アルプスのどこかの峰に登って、遥か3000m級の山々を見渡すかのようだ。 前に行った黄山には四奇四絶といって、奇岩、雲海、奇松、温泉を指してそういう そうだが、雲海の中にうか […]

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-08

峨眉山、金頂に至る ロープウエーを降りるとそこは冬山の世界だった。 峨眉山は三峰からなっている。この金頂は標高3077m、その先に千佛頂、万佛頂があって 万佛頂は最高峰3099mだ。しかし、今日は金頂から先は通行禁止になっている。 凍結して危険なのだろう。 日本で言えば、槍ヶ岳や穂高岳の山頂に一気に運びあげられたようなものだ。 元々、峨眉山は仏教の信仰の山だ。 山の至る処に寺がある。入り口には報国 […]