江南の旅、蘇州虎丘へ
前回はここにたむろしている人力車に乗って、冒険の旅にでたのだが 今回は誰もいない。 いても乗らないからいなくてもいいのだが、いないとなるとちょっと 寂しい。 帰りの列車まで時間はかなりある。余裕を見過ぎたともいえるし、 ルーヂーがあっけなさすぎたとも言える。観前街の雑踏の中で人の お尻ばかり見ててもしょうがない。人だけで言えば心斎橋より多い くらいだ。最近は心斎橋も中国人ばかりだからどこにいても同 […]
前回はここにたむろしている人力車に乗って、冒険の旅にでたのだが 今回は誰もいない。 いても乗らないからいなくてもいいのだが、いないとなるとちょっと 寂しい。 帰りの列車まで時間はかなりある。余裕を見過ぎたともいえるし、 ルーヂーがあっけなさすぎたとも言える。観前街の雑踏の中で人の お尻ばかり見ててもしょうがない。人だけで言えば心斎橋より多い くらいだ。最近は心斎橋も中国人ばかりだからどこにいても同 […]
帰りは更に順調だ。するするすると蘇州の街についた。 そこまではよかった。拙政園も見えて来た。もう10分もすれが観前街 に着くだろう。 「??」どうも似たようなところを回っている。道がわからないようだ。 日本でも同じだが、大きな道がどーんと出来てしまったら、旧の道は ずたずたになってしまって、あの辺で左に曲がってと思っていても いつまでたっても左に曲がる道がないといったような事がよくある。 それに嵌 […]
あくせくと小さな古鎮を歩いていたらあっというまに端まで行ってしまった。 そこから先は新市街だ。みもふたもない普通の家がならんでいる。 ゆっくり戻ろう。 折角来たのだから、まだ一杯時間あるし、できるだけぐずぐずしないといけない。 そんならなぜ最初からあくせくするのか。 なんぎな性格だ。 藍染め布屋があった。値段を聞いて見ると烏鎮の約半分だ。 材料といい、模様と言い、染ぐあいといい、どうみても出所は同 […]
すぎていく時間に変わりはないが、ゆっくり使う人と、あくせく使う人がいる。 わたしはあくせくの方だ。 歩きながら、「左の前に二人ならんでるな、右は一人やけど、左に寄ってきそうや その向こうは三人、一旦、右から二人追い越して、左にすすんでもう一回右前に 急いで、三人の横をぬけて・・・・」 ただ、前向いてあるくだけの事やのに、ラグビーのサイドステップ見たいなことを 考えている。 それで前がずらっと塞がっ […]
「ルーヂー」というのは日本語にできない。 ルーは「用」と言う字の上に片仮名のノの字がちょんとつく。 ヂーは真っ直ぐと言う意味の字だが、その「直」と言う字の下部のカギ形 の部分を真っ直ぐにして目とう字とくっつけたような字だ。 要するに土地の名前で特に意味はない。 「ルーヂーへ行ってくれる?」と聞くと、いとも簡単に、「ルーヂーかい」 と言って動きだした。 車は駅から蘇州市内の外れを通って高速道路へ、高 […]