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中国紀行

北京の春ー16.北京の街角ぶらり

「胡同 北京 下町の路地」という本がある。徐勇という人が北京の昔懐かしい 胡同(フートン)が消えていくのを惜しんで、撮り集めた写真集だ。 北京オリンピック前の大開発でこういう懐かしい景色が殆ど姿を消してしまったのは 非常に残念だ。 この写真集を見ていると、人が全くと言っていいほど出てこない。 人がいないことが却って人の存在を思わせるではないかという考えのもとにこういう 写真が撮られたのだそうだ。 […]

北京の春ー15.朝から行列のできる包子店

平谷桃花園をあっさりと過ごして帰ってきたら、他のコースを行った友人達も帰ってきて いて合流した。そのあとばたばたといろいろあって、ご飯も食べて朝がきた。 「朝飯はええとこ見つけといたで」と友人のすすめで、近所の朝飯屋に行く事にした。 ホテルを出て、ほんの少し北に歩くと、胡同(フートン)の入り口みたいな路地の角に こわれかけたようなバラック小屋がある。 「これやで」 おもわずギョッとするような。ある […]

北京の春ー14.平谷桃花園で果てしない桃林を見た

さて、車は平谷区へ向かう。 地図で見ると、北京の東、80kmくらいのところだと思える。 一旦北に行って空港の側を通ってから左に曲がると真っ直ぐのはずだ。殆ど高速で行けるので 1時間半くらいで着くだろう。 空港の側とは思っていたが殆ど空港の中を通り抜けて行く感じだ。 今日は風が強い。 空港に近付くと例の柳絮を飛ばす楊樹の林が見えて来た。楊樹の枝が真横になるほど風に靡いて いる。柳絮がびゅんびゅん飛ん […]

北京の春ー13.「狗不理包子店」で朝昼兼用食から始まる

昨夜ちょっと飲み過ぎた。朝から体が重い。飲み過ぎなくても重いけど、頭も重いから 全身重いのだ。 今日の予定は、2組に別れて行動だ。早朝出発組は万里の長城を見に行くのだ。 私は、別の友人を待って、平谷区というところにある壮大な桃花園を見に行く。昨年行けなかった ので、今年は是非行ってみたいのだ。 それでも朝飯は一緒に食おうと約束していた。しかし、 「ごめん、食欲ないわ。先行っといて」 ということで、 […]

北京の春ー12.「香満楼」で極上の北京ダックを食べる

なんだかんだで、北京の市内へ戻った。もう結構ええ時間だ。 「長い一日もやっと終わった」と言いたいところだが、まだ晩飯を食うというしごとが 残ってる。 と言っても今回はどこへ行くか考えなくていいのだ。 老師の北京の友人が、ご馳走してくれるのだそうだ。 そうなると、「B級の小汚たなげな店がええ」とかいう贅沢は言ってられないのだ。 向こうにも、「おもてなし」というメンツがあるのだ。 迎えの車が来て、渋滞 […]