四川省、ミニSLの旅、芭石鉄道を行くー12、成都で朝ごはん
折角ホテルに朝ごはんついてるのに、しかもそれが特別まずいわけでもないのに、 「ホテルで食ったらおもろないから、外へ何か探しにいこか?」という話になる。 「わけがわからん」ようだが、まあそれはそれでいいのだ。 「確かそう遠くないところに小吃屋みたいなのがあるはずやで」 事前にいろいろ調べていた友人が言う。 「ほんなら行ってみよう」、暫く歩くと大きな交差点があって、対角線側に 露台を出していろいろ売っ […]
折角ホテルに朝ごはんついてるのに、しかもそれが特別まずいわけでもないのに、 「ホテルで食ったらおもろないから、外へ何か探しにいこか?」という話になる。 「わけがわからん」ようだが、まあそれはそれでいいのだ。 「確かそう遠くないところに小吃屋みたいなのがあるはずやで」 事前にいろいろ調べていた友人が言う。 「ほんなら行ってみよう」、暫く歩くと大きな交差点があって、対角線側に 露台を出していろいろ売っ […]
ご飯を食べているうちに雨が小振りになってきた。 さあ、いよいよ楽しみの川劇を見に行こう。 川劇というのは、簡単に言えば歌舞伎のようなものだ。 中国では京劇が一番有名だが、それぞれの地方にいろんな古典芸能として歌舞伎のような ものがある。その四川省版が川劇というやつだ。 ずっと前に成都に来た時に一度見に来たことがある。しかし、それはどうも「ちゃっちいなあ」 という印象だった。それで川劇ってあんなもん […]
さて、たのしいSLの旅は終わった。 今回思ったのはこんな事だ。 世の中がどんどんシステム化され、コンピュータ化されていっている。とくに列車の 運行システムなんかはその最たるものだ。そんな中で、メカニックの塊である蒸気機関車 を日々の暮らしの中に組み込んで人間系だけで運行している。 「ええなあ、こんなの」 日々の暮らしの中にエアコンがないのであれば列車にもエアコンは必要ない。 短時間の必要に迫られた […]
「出発するぞおーー」と乗務員が大きな声をだしても、村の人はあわてない。 どの駅でもゆっくりやってきて、ゆっくり乗り降りする。 いよいよ、「ボーーー」と鳴らして出ようとするとあわててとびのっている。 まあ、結局は1分1秒違ったらえらい事になるようなもんではないから適当で いいのだ。 さて、仙人脚駅だろうか、葉子埧駅だったろうか、窓から外を見ていたら、 「グェーー、グァーー」とまるで豚が叫ぶような声が […]
こんどは首を捻じ曲げなくてもゆっくり景色が見える。 落ち着いてみるとなかなか素敵な田園の風景だ。 新幹線でなくて、ミニSLだからスピードはゆっくりだ。ちょうど向こうに見える 農家で子ども達がこちらをみている顔が分かるくらいのスピードだ。 近くを見ていても気分は悪くならない。これくらいの速さで流れる景色をみると 「乗ってる」という実感がわいて、妙にワクワクする。 「ええなあ」 菜の花の季節にきたらも […]