ジャズ・アドヴァンス/セシル・テイラー

ジャズピアノはこの1枚といってもいいほどのすばらしい演奏だ。 既成のジャズの概念を破って、フリージャズの世界を作っていこうとする 創造の意欲に溢れた時代の作品だ。 すばらしい緊張感の中で、コードなどに縛られない、旋律とリズムが迸る。 それでいて、聞きやすい穏やかなやすらぎもある。 フリーであることの違和感は全くない。 しかし、A面最初のベムシャ・スウィングを聞いている限りでは、モンクの曲らしいイメ […]

キャビアと猴頭菇

昨年、ハルピンに行った時の話。 昼飯を食べようとロシア料理店に入った。 中国語で書かれたロシア料理を注文するのは初めてだったので、 まあ、よくある話でもないけど・・ それで、何となく雰囲気で注文したけど、 キャビアみたいなのが意外と安そうなので一品加えた。 食通の本に出てくるようなベルーガの大粒というわけにいかないけど、 まあ、おいしかった。何しろ安い。 街の土産屋で買おうと思っていたけど、絶対だ […]

最近夢中で読んだ本、岡崎大五、開高健

岡崎大五、「日本は世界で第何位」 岡崎大五の添乗員シリーズは本当に面白い。 添乗員としての経験から面白おかしい話を披露しているというだけでなく、 この人の旅を愛する気持ちとか、旅や旅先の外国から学ぶ姿勢がとても 素直に伝わってきて好感が持てる。 何といっても、この人自身の強烈な海外暮らしの体験が、様々な困難を乗り切る 基礎体力になっているのでしょう。 この著者が、意外な切り口で、本を出してきた。 […]

「字統」という辞書

最近は「字統」という辞書をよく使ってます。 所謂漢字字典の一種ですが、実に優れものです。 編者の白川静の畢生の研究の成果でできたもので、字を引くと、 字の成り立ちやがわかるようになっていて、 どうしてこういう字になったのか、元々何と何の字の形が組み合わされて できているのか、よく理解できます。 そのまま見ていても面白いし、 篆刻をしたり、書を書いたりするとき、篆書体の字や甲骨文を探したり する役に […]

夢二ときんつば屋

金比羅山の奥書院で若冲、応挙、岸岱を見た後、連休でごったがえす 参道をスタスタと降りていた。 両側にはいろんな店がならんで盛んに客をひいている。 普段はあまり甘いものに目が行かないのだが、「きんつば」を焼いているのが目に入った。 鳴門を渡って、「金時芋」を買ったばかりだったので、 あの芋で作ってるんだったらおいしいだろうということだ。 並ばないといけなかったが、一度に沢山作ってるので、すぐ順番がく […]