セロニアス・モンク、「UNDERGROUND」

このジャケット、すごい素敵です。
隠れ家があって、鉄砲があって、手榴弾がころがっていて
双眼鏡があって、モールス信号機や野戦電話機みたいなのもあります。
少年のいたずら心を画にしたようです。
ナチの将校をつかまえて、得意げにピアノを弾いているのはモンクです。
音楽も凄くいいです。
力強いタッチのピアノがリズミカルに快く響きます。
同じパターンの繰り返しのようで、退屈などとは関係なく
ぐんぐん引き付けられます。
管楽器とのからみもすばらしい。
絶妙のコラボレーションです。

それに、ジャケットの解説が植草甚一です。
この人のジャズのコラム随分読みました。
こういうジャケットいいですね。持っているのが自慢です。

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但し、モンクさん。
昔ある日、博多でライブを見ました。
その時はとても態度が悪かったです。
機嫌のいい日悪い日あると思うのですが、やはり悪い印象は拭えません。
レコードはいいんですけどね。

毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。