炎ってええなあ、西宮に和蝋燭を買いに行った
谷崎潤一郎の随筆に「陰翳礼讃」というのがある。 日本の美は暗闇の中にあると書いていた。 西欧の美は光の全ての色を重ねると透明になる、そういう明るさの中にあって、東洋や 日本の美は全ての色を集めたら黒くなる、そういう漆黒の中にあると言うのだ。 その極致が漆の黒さだというのだ。 だから、蝋燭程度の暗闇の中で漆を鑑賞したり、漆の食器でものを食べるということで 陰翳の中にそういうものが本来持つ美しさを見つ […]
谷崎潤一郎の随筆に「陰翳礼讃」というのがある。 日本の美は暗闇の中にあると書いていた。 西欧の美は光の全ての色を重ねると透明になる、そういう明るさの中にあって、東洋や 日本の美は全ての色を集めたら黒くなる、そういう漆黒の中にあると言うのだ。 その極致が漆の黒さだというのだ。 だから、蝋燭程度の暗闇の中で漆を鑑賞したり、漆の食器でものを食べるということで 陰翳の中にそういうものが本来持つ美しさを見つ […]
「まだ11時前やんか」、気が焦って早すぎた。ちょうど国道に本屋があったので少し時間をつぶす。 「11時すぎたし、そろそろ行くか」 国道沿いにあるはずだがかなり分かりにくい、ゆっくり走って、「あった。あれか・・・・」 どうみても普通の民家だ。 「これがほんまに中華そば屋?」、「のれんかかってるしなあ」 ひとりでぶつぶつ言う。 家の前に車が4台位停められそうだが、殆どうまっていて、あたりが「ひっそり」 […]
ある日新聞を見ていたら、『「花外楼」建て替』という記事が目についた。 「そういや、長いこと「花外楼」に食べにいってないなあ」と思った。 「花外楼」というのは北浜にある明治維新当時からの老舗だ。本店なんかにはとても行けない ので、昔、なんばにあった支店にほんの時たま行ったことがあったのだ。 雰囲気もよかったし、さすがに美味しかったのを覚えている。 この老舗の建物を数年かけて建て替するために暫く休業す […]
平谷桃花園をあっさりと過ごして帰ってきたら、他のコースを行った友人達も帰ってきて いて合流した。そのあとばたばたといろいろあって、ご飯も食べて朝がきた。 「朝飯はええとこ見つけといたで」と友人のすすめで、近所の朝飯屋に行く事にした。 ホテルを出て、ほんの少し北に歩くと、胡同(フートン)の入り口みたいな路地の角に こわれかけたようなバラック小屋がある。 「これやで」 おもわずギョッとするような。ある […]