故旧博物院

今回の旅の主たる目的は新装なった故宮博物院に行くことでした。
2年前に訪れた時は、まだ改装中で、いいものは殆ど見れなかったと思ったので、今回は期待が一杯でした。
つまり、北京のあの壮大な紫禁城の中にあったお宝が全てきているはずだからです。
本や図鑑に出てくる、「故旧博物院蔵」という名品にやっと会えるぞという気持ちです。

ところが残念な事に、書画に関しては殆ど期待のものがありませんでした。
「蘇軾や朗世寧くらいは見たかったなあ!」
特集の組み方なんでしょうね。特集案内を見ながら行かないといけないわけです。
でも、そう簡単にいけないしね。
今回は、「林宗毅氏寄贈」品の特集でした。
陶磁器も、確かに時代順に網羅されてはいましたが、はっとするものは少なかったですね。

記憶に残ったのは、

汝窯、鈞窯の焼き物。
鼻烟壷の逸品。
沈香の彫り物-見事でしたね。
篆刻のコレクション-いつもながら、すばらしいコレクションです。
 篆刻を彫る実演ビデオをずーと見てました。
青銅器や土器、石器に記された、甲骨文、金字文-すごいです。

いい時に行きたいものです。

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毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。