ピータンは中国に行くまでは不思議な食べ物でした。
アヒルの卵を醗酵させたものだという事で、中国料理の前菜などでよく出ていました。
しかし、まあ、どうって事ない食べ物の一つでした。
それが中国に行くようになって、ピータン丸ごとだったり、ピータン豆腐だったり、
粥に入れたり等など、いろんな形ででてきましたが、大変おいしい食べ物だという事がわかりました。
今迄、おいしいピータンを食べていなかったのです。
特に今年、台北で食べたピータン豆腐は今迄で一番でした。
醗酵の具合がとてもよくて、ほどよいジュクジュク感と深い甘さが忘れられません。
それで、今回、夜、白酒(バイジュウ)を飲むときには「ピータン」と思い、
北京の友人に買っておいて貰いました。
殻のまま醗酵させて、殻のままで売っているんですね。
恥ずかしながら初めてしりました。
これも、なかなか好い出来栄えで、香酢につけて食べるのですが、
この香酢も抜群の味でした。
バイジュウととても合って、幸せでした。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。