最近夢中で読んだ本、金子光春、北方謙三

  • 2007年11月6日
  • 2人
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金子光春、「マレー蘭印紀行」
紀行文にも色々種類があります。
バトパハ、多分、何の変哲もない、アジアの港町。
それが、一度は行って見たい。あそこに書かれた街を体験してみたい。
と痛切に思わせるのは、やはり作家の文章力ですね。
ただ暑いだけの、アジアの外れで、非近代的なゴム園の生活にあけくれる無聊な日々を
こんなにも存在感を持って語れる。
それがすばらしいです。
おいしい食べ物がある。おもしろい景色がある。
生活がある。
そういう紀行文に惹かれて旅をすることもありますが、
こういうのも又いいです。
バトパハ、多分行くと思います。

北方謙三、「水滸伝13、白虎の章」
梁山泊と宋の争いはますます過熱してきています。
宋政府の攻撃は、執拗で、緻密で性格になってきています。
どんどん有能な将軍が投入されてきました。
居つくかの砦が有機的に連携して、梁山泊軍の強さを基本付けしてのが、
どんどん揺さぶりをかけられています。
梁山泊本丸すら攻められかねない勢いです。
今回は、連携の要である、双頭山が一気に奇襲攻撃されました。
危うし、梁山泊。
どうなる梁山泊。

kaneko071106

毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。