さて、電車に乗った。

これはこれでええですなあ。

空いてるんでどこでも座り放題。体は一つなんで、移動できる。
せえへんけど。

郊外の農村地帯。緑豊かなところだ。

のんびり走る。

15分ほどで又乗り換え。
田川後藤寺というところ。

乗り換え時間は少ないけど、同じホームの向かい側やからとても楽。

乗客が増え始めた。

学生が多い。月曜のお昼前、そういう時間帯なんやろか。

各駅停車やから全部停まる。

ちょっと大きい駅では乗降客も多い。

一際多いある駅だった。どどっと学生が乗ってくる。

その間に、ご老人が一名。
通り過ぎかけて、チラッとわしの方を見て、ちょい戻る。
ギクッとしたら、わしの前に座りはった。

そんな予感がしたけど、話し相手を求めてはった?
学生では話が合わへんやろ。

わしかて、適任ではない、というのは相手は知らない。
さっそく、いろいろ話しかけてくる。

わしは、世間話があんまり得意ではない。しかし、相手せんと悪いんし、あいずちだけやとそのうち怒らはるやろから、わしかて、話題提供。
あんまり噛み合わへんけど、九州と関西のちがいやと我慢してもらう。

親戚のこと、友達のこと。
むかしの仕事のこと。
住んでたとこ。
いろいろ話してくれる。とても良い人だ。
個人情報をそこまで喋ってもええの?ってちょっと心配になる。
ときどき、そとの景色をみる。
郊外の田園地帯がつづいてる。

ええとこですなあ。
むかいのおっちゃんは絶好調。外も見んとしゃべってはる。
わしは、旅人やから、景色も見たい。
時々、お相手が適当になる。
ごめんなさい。
だんだんと外の風景が変わっていく。人家が増えていく。

都会が近い。
南小倉に着いた。
ここで降りるのだ。

さあ、次は昼飯だ。
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