出発の朝。
朝からいい天気。のんびりと朝飯を食ったら動きたくない。
でも、動く。
村では、すでに朝が始まってる。バイクの音。バスの音。
子ども達がスクールバスみたいなのに乗っていく。
商店街通りがあるようなないような。
売る人がいて、買う人もいてる。時々。
これで商売が成り立ってるかどうかはわからん。
通りすがりのわしらにプッシュしてくる圧力は感じへん。ほぼ気にしてないけど、笑顔をくれる時もある。
道はあっちこっちに分かれてる。
わしらは、メインの街道から外れて、峠越えの道に入らんとあかんのだ。
一番大事なポイント。
分かれ道を見つけて、無事入れたら、後は、殆ど迷うことがない一本道という。
慎重に地図を見ながら、聞きながら。
言葉はわからんけど、「チャングナラヤン」を連呼しながら。指をさす。
にっこり笑って、答えてくれる。「OK!」。「そっちでええよ」。
村の人は優しい。
すぐに村外れになる。
だんだんと家が減っていって、動物が増えていく。
家の庭には、鶏がいる。
ヤギがいる。
道に沿って、家がある。田舎暮らしが垣間見える。
全ての家が開けっぴろげ。
ええですなあ。こんな暮らし。
明るい日差しの中をポカポカと進む。
確かに一本道に近い。分かれ道は家に入る通路が殆ど。見ればわかる。
上りも下りも殆どない。
旅の始まりが、とても良かったですなあ。

どんどん行こう。
山のいちにち蟻もあるいてゐる 山頭火
この空気。この明るさ。
この先に進むのがとても楽しみ。
とはいえ、初めてのとこやし、山道やし。
不安もあるのだ。
ほんまに道に迷わずに行けるやろか。知らんとこで、知らん国で、道に迷ったらえらいことになる。かも?
でも、まあええか。
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