久しぶりの四文字遊び。井蛙之見(せいあのけん)。

井蛙之見(せいあのけん)。

誰でもそうやけど、本を読んでてはたと思い当たる時がある。
ああ、あの時わしらもそうやった。それで、昔の思い出が奔流のように蘇って懐かしい。
そんな引き金が埋まっている本に行き当たるととても楽しい。
わしの場合は、増山実という人の「あの夏のクライフ同盟」という本であった。
舞台はおなじ北九州。わしらの学生時代は北九州市であった。
新聞、テレビなしの世間知らず。漫画や麻雀、授業サボりが大いなる楽しみ。
確か、少年ジャンプやったか、早く続きが読みたくてしょうがない。関門渡って下関まで行ったら1日早く買えるらしいでと聞きつけきた友人がいた。ならばと金を出し合って代表が電車に乗って朝早く走った。
この本ではサッカー雑誌。わしらにも関門海峡のわずか1日の差が感激的であった。
青春ですなあ。

この本では、自転車で山口県の柳井を目指す旅がクライマックス。
わしらは、ヒッチハイクで京都を目指した。
当時は貧乏旅行の話が流行ってたんやろか。学生寮の役員をしてた友人がいて、各県にはかならず大学がある。そこの学生寮に行ったら、おなじ担当のよしみで必ず1泊くらいは泊めてくれるはず、道中はヒッチハイクで無謀なアイデアにのって3人で出発。
いろいろあったけど、事故やトラブルもなくヒッチハイクできたし、広島と神戸の学校の寮にも泊めていただくことができた。
とても楽しい良い思い出になった。
しかし、ヒッチハイクの旅では、いろんな出会いがあって楽しくはあったけど、人の好意をアテにするしかないやり方、それに伴うリスクなど、いろいろ問題があるなあって感じた。おすすめではない。
たった一度の経験でとやかくは言えんけど、歩いたり、自転車に乗ったり、青春18切符を使ったりと自力中心の格安手段を探す方が質の良い経験ができるなあって考えた。
あれから何十年? いまだに世間知らず。
何かええ旅ないかなあ。まだまだおもろいこといっぱいあるはず。
探してる。爺さんになっても。

あじあん

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