久しぶりの四文字遊び。天変地異(てんぺんちい)。

天変地異(てんぺんちい)。

もう爺さんになってからも長いですなあ。
幸い、これまでに大災害に出会わずに暮らしてくることができた。
ありがたい話だ。
和歌山や大阪に住んでると天変地異といえば、台風がメインになる。
子どもの頃から台風シーズンを凌ぐのは大変だった思い出は多い。
洪水被害が多かった頃は、河の中を家ごと流される人を見たような記憶さえある。引っ越した家の柱の背より高い位置に水の跡があったりした。
大風の時、家族で雨戸を押さえるのは当然のこと、過ぎた後に納屋が無くなってたというようなことはあったけど、大被害にあわずにすんだ。
阪神大震災でも何事もなかった。
時々、思う。もし、旅をしてるときに天変地異にあったらどうしよう。
神にしかわからんことを思い煩ってもしょうがないけど無いとはいえん。
例えば、2015年の4月に2度目のネパールに行った。4月14日に到着して、カトマンズからポカラに行ったあと、仏都ルンビニに行ったり、ナガルコットの丘から古都チャングナラヤンも見に行った。とてもワクワク、楽しい忘れられない旅だった。カトマンズを出発して帰途についたのが4月21日だ。
そして、4日後の4月25日にあのネパール大地震が起こった。
何と恐ろしい。間一髪だった。
何と運が良かったんやろ。もし、行ってるときに、真っ只中で遭遇してたらどうなってたんやろって考えたら、身が震える。

ネパール国内の被害は甚大だった。2017年に又行った時にもまだ被災の後は癒えてなかった。
あの時、ナガルコットの丘に一泊して、残念ながらヒマラヤの眺望はあいにくの曇天でみれなかったけど、翌朝、尾根伝いにポクポクとゆっくり3時間ほど、ほとんど起伏のない長閑な山里歩き。すばらしく優雅なハイキングであった。さいごに、山々の尾根の先にチャングナラヤンの寺院群の俤がお城のように見えたときは本当に感動した。あの時にしみじみと眺めたあの寺院の様子が忘れられない。残念ながら、地震で壊滅的被害を受けた後、復興はしつつあるものの、某国の援助で極彩色系の建物が並びつつあると聞いた。いい時に行っていたものだ。
残りの人生。
短くはあるけど、どこでどんな天変地異に出会うか、神のみぞ知る。
神さん知らんけど。
願わくば、穏やに。お手柔らかに。

あじあん

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