ベトナム、サパ、ハザンの旅−４９、ハノイを目指してひたすら走る。

昼食が終わった。

お腹いっぱい。きっと眠たくなる。
これから、ハノイまで、2,300km以上？　わからんけど遠い。
20時頃には着く予定。
ハザンの街を出る。

サパ、ハザン、ドンバンの旅は終わりだ。
とてもええとこやった。
また、来たい。もっと違うとこへ行ってみたい。
名残は尽きないけど、帰る時がきた。
と言うても、ドアを開けて、車に乗るだけ。座ってれば目的地に着く。
鉄道やバスの乗り換えも要らん。楽な旅だ。
最初は街を抜けていく。

なんの変哲もない地方都市、今となっては懐かしい。

ただ車に乗ってるだけと言うても、わしも含めて年寄りたちはやっかいだ。
「トイレ行きたい」。次の休憩場所まで待たれへん場合も多い。
「じゃあ、ついでにガソリン入れて行きます」。

困ったら速やかに停まってくれるんでとてもありがたい。

ベトナムでガソリンっていくらくらいなんやろ。
聞いたけど忘れた。日本より少し安いくらい。日本はたっぷり税金ついてるもんね。
中国やったら、ガソリンスタンドにはコンビニが付いてて、休憩もできるようになってるとこがあるけど、ベトナムは、そうではないみたい。
車もお腹いっぱいになったんで、またどんどん走る。

どんどん田舎になっていく。

ベトナムでは、中国の雲南省から流れてきた「紅河」がハノイまでやってくる。

その河に沿って、つかず離れず走ってるみたいな気がする。
時々河が見える。
緑が豊かな国だ。

南の国の植物が溢れている。
いいところだ。良い感じだ。
それから随分走った。運転手も疲れた頃だ。

来たときの場所と同じではなさそう。

前のも大きかったけど、ここも大きくて広い。

たくさんの車が休憩してる。
わしらも休憩する。
のんびり帰ろう。先は長い。かなり長い。

ガソリンスタンドの地図。

サービスエリアの地図。

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