最近は我が家でもおせち料理を作らなくなりました。今年は、自然食品の店でセット物を注文しました。特別自然食品でなければならなかったわけでもなくて、たまたま食べに行った時に注文しただけです。
正月は挨拶回りなど忙しいから作る暇がないとか、店があいてないから、保存の効くもので作り置きが必要とかだった時代はともかく、いまは、いつものさして変わらない暮らしなので、特に作る必要を感じなくなってしまいました。それでも、ちょっとはないと寂しいので、部分的に作ったり、買ってきたりという事で、昔みたいに何日も前から準備して、フルセットを自宅で作るとった事がなくなりました。
生活パターンが変わってしまったので、作っても食べる人がいなくて残るだけなのです。
中国なんかはでは、春節には、どんなに遠くても、家族の元に帰る人が多いです。時には列車で二日三日かけて帰る人も珍しくないと言います。
最近はどうかわからないですが、昔は、寮暮らしの女工さんの何人かは春節が終わったら帰ってこない娘もいたそうです。
特に、香港返還が近い年は、香港の隣の深センあたりの工場では、田舎に帰ったら、「返還でイギリスが攻めてくるから、会社に帰ったらあぶない」といって返さない親もいたそうで、説得に大変だったみたいです。
なにはともあれ、そうやって家族や一族が皆集まって、春節を祝うのだそうです。
そういう時は、お母さんが餃子を沢山つくるよって、言ってましたね。
他の国ではどうなんでしょう。めでたいから、縁起をかついだ食べ物が多いのではないかと思います。
日本でもそうですよね。
まあ、酒のつまみが一日中身の回りにあるというのは、良いことですが、つい飲みすぎますね。
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