富山、宇奈月方面に旅した話−17、欅平から黒薙駅に向かう。

さて、熱燗と熱いうどんで元気になった。

折角来たんやから、天気が良くなったら、どっか見に行きたい。

その希望はなかなか捨てられへん。しかし、天気は一向に良くなりそうにない。

悪天候をついて、見学に回ってる人も殆どいないみたい。

みなさん、駅のまわりに固まってる。

これはあきませんなあ。今回はあきらめよう。

早めに本日宿泊予定の黒薙駅までもどってしまって、秘境温泉でゆっくりするしかないなあ。

あじあん

てなことで、チケットを買いに行く。

途中駅下車の場合はいちいちチケットを買う必要がある。

しかも、明日、そこから宇奈月に帰るときには、黒薙駅ではチケットを買えないんで乗車証明みたいなんをもらって、終点で精算する必要があるらしい。

かなり面倒だ。

でもしょうがない。

で、窓口に並ぶ。結構たくさん並んでいる。

誰もが戻るしかないという状況か。

帰りのトロッコは窓付きをたのもう。もう、外の景色は一応見た。帰りの景色もみたいとは思うけど、寒いんで吹さらしはコタえそう。

お酒を飲んだんで邪魔くさくもある。

あじあん

無事窓付き車両のチケットをゲット、窓側の席もゲットできた。

帰りも同じ車内放送を聞きながら、先に進む。

行きは一生懸命聞いてたけど、帰りは上の空。

窓の外も、雨で曇って見え難い。

周りの外国人たちはとても元気。なんだかんだで盛り上がってはる。

いつも元気やなあ。

下りは上りより早い? まあ、そんなことはない。

でも、こころなしかカーブをぐいぐい曲がっていく。

帰りは、一旦は行きと同じ、進行方向に向かって右側の座席に乗った。

来る時見れなかった山側の景色が見れるからだ。それに、最後の方で、山側の景色に見るべきポイントがあったのだ。

しかしそれもあっという間に通りすぎて、結局何も見れなかった。

その後は、見難いながらも退屈な風景。

一応、反対側に移った。席はそれほど混んでない。

途中で停まる駅がある。

そこで降りる人もいてるし、乗ってくる人もいてる。

こんな天気でも小まめに乗り降りする人がいてるのだ。えらいなあ。

降りて何をしてはるんやろ。

次の電車まではかなり間があるはず。

あじあん

さて、そうこうするうちに黒薙駅に着いた。

わしらはここで降りる。無人駅ではない。駅員さんが出てきた。

そして、明日乗る時の乗車証明書をくれた。それを持っていって、宇奈月で精算するのだそうだ。あした出発の時は駅員さんはいないからって言うてはった。

さて、ここから温泉のある旅館まで山道を歩いていかんとあかんのだ。

40分ほどかかると聞いた。

がんばろう。

あじあん

黒部峡谷トロッコ電車の旅をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。

 

黒薙駅の地図。

あじあん

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