逸翁美術館、「蕪村、呉春展」

「人の短をいふなかれ、おのが長を説くなかれ」、
「もの言へば、唇寒し秋の風、
こういう賛もいいなあ。蕪村ならではの枯れた味のある南画に、
これまた味のある字が書かれている。
初めて、逸翁美術館を訪れたが、さすが、蕪村、呉春の収集にかけては世界一とするだけあって、
すばらしい展示品であった。
漢詩の詩興を画にするという事にとらわれていたけれど、
このように俳句の詩興が画になると、又、一入の面白さがある。
豪快でもあるが、繊細な線がある。洒脱、軽妙でユーモアがある。
こういう世界に引き込まれてしまった。

画心がインスパイアされる。頑張らなくては。

ちらっと出ている茶道具も凄いので、茶道具の特集展なんかがあると
又、すばらしいコレクションが見られるのだろう。

行く楽しみの場所が又一つ増えた。

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