京橋に向かう。
さて、落語を聞いたあと、次の用があるまでかなり時間がある。
というか、この日はもう一つ目的がある。京橋に行こう。
前に、京橋の商店街で知人のライブがあって、その時に、なつかしい京橋界隈を少しネットで見てたらジャズ喫茶「NONSY」というのがあった。
20年、30年前には仕事帰りの飲み屋通いでよく行ってたけど、記憶にない。
ジャズは好きやから知ってても不思議はなかったけど、知らんこともとても多い。
しかも、ライブの時には店を見つけられへんかった。
も一回挑戦してみよう。
てなことで「NONSY」さんへ。
なるほど、雰囲気あるなあ。
その前に、とても珈琲が美味しい。
とても良い香り。珈琲の専門店みたいな味わいだ。ええですなあ。
そして、ジャズがかかる。
驚いた。とても美しい音色だ。
ときどきジャズ喫茶に行くけど、有名店だったりするけど、高名なオーディオを置いてたりして、憧れの目で見たりするけど、音の美しさに驚くことはあんまりなかった。
ここのはすごい。
サックスやピアノ、ベースやドラムス、どの楽器も目の前にあるかのようだ。
奥に向かって細長いバーカウンターの店内。
その一番奥の左側の壁にスピーカが置かれてる。さりげなく。
よくあるように、一番奥からこちらを向いて、これ見よがしにドーンと展示されてて、客はそれに向かってすわり、頭を垂れて聞き入る、聞かせていただく。
そういうスタイルではない。
バーカウンターに座ったまま、音に対峙するような姿勢ではないにもかかわらず、ちょうどそこに必要な音が届いてくる。
何より、音の消え方が美しい。スーーっと空気の中に消えていく。うまいこと表現できんけどそんな感じ。
素人ながら少しお話を聞いてみる。
オーディオは高い装置を買って、繋いで、音を出したら、それで終わりではない。
装置がどんな音を作るのかという考え方をしてはいけない。
今のところ、理想の音はCDの音源の中にある。録音されたデータを忠実に再現できるよう、装置を含めて全てをチューニングすべきである。
特に部屋と壁が一番重要である。
などなど・・云々・・カンヌン・・
わしのような素人には、このあたりまでついていくのがやっと・・・
何せ、スピーカはパラゴンという超有名な名機である。
それに見合ったアンプが使われてる。
それをチューニングできる耳と知識と経験を持ってはる。
なんとも奥の深い話である。
ただただ恐れ入るばかり。
良い音で聞くと、ジャズが楽しい。
ちょいとしばらく、新しいやつの探求をサボってた。
ちょっとずつアンテナを伸ばして、探ってみよう。
爺さんやから、できる範囲で。
お金も労力も小出しにしながら。
でもまあ新たな元気が湧いてきた。
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NONSYの地図。
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