あらぎ島は「蘭島」と書くそうだ。
意味はわからん。
蘭というからにはランの花が有名なんやろか? 行った時にはそんなん見当たらへんかった。
ほならなんでやろ。
高野街道、熊野街道。
あらぎ島は有田川の川沿いにある。高野山に向かって行く街道の途中だ。
この看板には、四国や和歌山の人が高野山に参詣するのにこの道を通ったと書いてある。
これを有田街道というらしい。
高野山には高野七口と呼ばれる代表的な参詣道があるけどその一つの「有田・龍神道」につながる道であるらしい。
ずっと前にたまたまテレビを見てたら、四国のお遍路さんのお接待のために、有田のお接待講の人たちが漁師の船団に送り届けられる習わしがあるというのをやってた。
有田の人たちがわざわざ行くというのは、四国のお遍路を終えた人たちが最後に高野山に登るのに有田を通っていくひとも昔は多かったのではなかろうかと思ったりする。
それに、少し道を変えて、龍神から本宮大社に向かって、熊野古道を歩く人もたくさんいたのではなかろうか。
今は、平地しか人は道路と思えへんけど、昔は山道しかなかったのだ。
そして、山道はどこにでもつながっている。
えらいもんだ。
昔の人はえらかった。
看板には紀州侯が龍神温泉に行くのに使った道でもあって、最短コースやったとも書いてある。
そういう歴史があるせいかどうかしらんけど、山の奥のはずやのに、結構、あちらこちらに集落があって、人家が多い。
ご飯屋さんもある。
あらぎ島周辺にご飯を食べるところもそこそこある。
車で走ってたら国道にちらほら、閉店してしまってるところもあるけど、ちゃんとやってるとこも少なくない。こういう山の中には珍しいのではなかろうか。
もちろん、駐車場近くに「Kudo」カフェがあるし、ぐるっと回り込んだところに道の駅がある。
ここのワサビの葉っぱのわさび寿司はとても美味しかった。
とても良いところだった。
鮎やアマゴの料理もあるみたい。
棚田はここだけ。
せっかく来たんやから、他にも棚田はないんかなと探しながら走ったけど、あんまり見つからへんかった。
地味ながらも田んぼとして結構美しい景色というところがあったらええんやけど、よう見つけんかった。
ええ景色を見つけるには根性が要る。
峠の100円屋。
帰りには、峠の100円屋の前を通った。
ここはいつも絵心をそそるような板の端材がおいてある。
見てるだけで楽しい。
こんかいは、細長い板、110x10cmくらいの面白そうなのを見つけた。
さて、どんな作品と結びつくやろ。楽しみである。
高野山参詣道、「有田・龍神道」も気になるなあ。
このあたりをうろついた様子をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。
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あらぎ島の地図。
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