九度山暮らしのある日、薪ストーブ、絶好調。

薪ストーブ、絶好調。

冬真っ盛りのシーズンになって、俄然、我が家の薪ストーブが活躍を始めた。
今年は薪が沢山あるんで結構豊かな気分だ。
炎は見る人を幸せな気分にしてくれる。

今年は丸い薪を沢山もらえた。

これはよく乾燥していて燃えやすいし、火持ちも良い。じっくり暖かく良く燃える。
それはとてもええんやけど、最初の火付がちと面倒だ。ちと時間がかかる。
焚付用に細い柴材を用意せんとあかん。
面倒やなあって思いつつ、近所の製材所に行ってみたら、製材で余った端材を細かくして
分けていただけるようなのだ。
ありがたい。親切に甘えて沢山いただいてきた。

これは便利、紙にくるんで火をつけるだけで着火剤みたいに燃え上がる。そして
丸いやつに簡単に火が移る。
えらい楽になったやんか。
ストーブが温まったら鉄瓶をかけておくと、いつでも熱いお湯ができる。お茶が飲める。
鉄瓶のお湯は気のせいか、水道水であっても美味しく飲めるようなのだ。

焼き芋なんかも簡単だ。
わしの家の薪ストーブはロケットストーブやから煙突は熱くならへん。
真ん中の円筒形のヒートライザーが一番熱くなる。
その熱が室内に伝わって部屋が暖まるのだ。
そのヒートライザーの上に鉄瓶を載せてお湯をつくるだけではもったいない。
薪を燃やしてるあいだはどんどん温まるんやから、そこに鍋を置いたら煮炊きができる。

鍋をどんどん置いたらいくらでも煮物ができる。
とても便利だ。
例えば料理で余ったクズ野菜なんかがあったら、大きな鍋に刻んでいれておいたら
いつの間にかグツグツ煮えて、美味しい野菜スープになってしまう。

カボチャのスープなんかも簡単にできる。
何故か、直接火にかけるより、まったりと煮えるみたいなのだ。
オデンなんかをやると抜群だ。
じっくりグツグツ芯まで煮える。とても美味しい。とても暖まる。
これが冬の醍醐味ではないか。

やっぱりロケットストーブは使い勝手が良い。
薪はストーブの中で完全燃焼するんで、効率がよくて薪の消費量が少ないみたい。
灰もあんまり出ない。
煙突にも煤があんまり溜まらへんようだ。
したがってメンテナンスが結構楽といえる。
こんな原理で燃えているらしい。

カタログを見たらようわかる。
煙突が高温にならへんのが安全でありがたい。
今年は無料で薪が沢山手に入った。
来年からもそう願いたいものだ。
楽をして暖かく冬をすごしたい。

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ありがとうございました。