ホーチミン、ハノイ、サパの旅-20 サパの朝

携帯電話の電源が不安やから充電しとこ・・充電器スーツケースの中や。
パソコンでもして時間つぶそ・・・・スーツケースの中や。
ウィスキーでも飲も・・・スーツケースの中や。スーツケースが来るまでは何もできな
かったが、もう大丈夫。マッサージで凍えた体を風呂で温めよう。
最初は湯がでた。しばらくすると水だ。シャワーでもと思っても湯がでない。
フロントに電話すると、「お湯はポットで作って下さい」、「ちゃうちゃうシャワーの湯が
でえへんのや」暫くすると係が来た。埒があかない。又しばらくすると、さっきマッサージ
屋に案内してくれた人が来た。この人なかなか感じがいい。何となくイギリスの執事を思わせる
態度、風貌だ。執事ってようしらんけど、気取って、慇懃、無礼、丁寧、きちんとした仕事ぶり
こんな風だとしたら、そこから、気取りと無礼を抜いたような人だ。
「10分ほど待って下さい」
「やっと風呂に入れる」、服を脱いでから思いだした。「パスポートがない」思い出した。
チェックインしたときパニックだったのでフロントから返してもらうの忘れたのだ。
「今のうちに行っとかんと」又服を着てフロントへ。
「やっと風呂に入れる」、あんまり熱くないがしょうがない。部屋も寒い。ベッドの電気毛布
だけが頼りだ。さっさとウィスキー飲んで寝てしまおう。
こんなドジばっかりやってたらあかんわ。一人反省会をする間もなく寝てしまった。
一晩寝たら元気よく目が覚めた。外を見ると空模様は元気がない。昨夜のように雨混じりの
霧が立ちこめている。
しかし、あたりまえだが夜より昼は明るい。カットカット村トレッキングの半日ツアーが
あるが、ピックアップがくるまで散歩にでも行こう。
昨日の執事さんが気持ちよく挨拶してくれる。
坂の途中やどっちへ行こうと思いながらも体は自然に楽な下に向かう。
棚田が綺麗な場所や。ベトナムで一番高い山、ファンシファン山がある。
いろいろ聞いていたが全く見えない。
下って行く道はぬかるんだ地道でバイクの深い轍が何本かついている。左が山側、右が谷側に
なっていて左は霧の中だ。轍の間の水たまりを避けながら、時々やってくるバイクや車をよけ
ながら歩いていくと、霧の中に丘の上の赤い屋根の家が見えた。
「見えへん景色を見ながら歩くのもええもんや」
もう少し行くと棚田も霧の中に見えて来た。
昔フランス領だった頃、避暑地だったそうだからちょっと洋風のコテージみたいなのが多い
ように見受けられる。
あんまり行くと、時間までに帰れない。
ゆっくり登って帰ろう。一汗かいたなあ。

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