最近読んだ本、「石礫 機操235」。

  • 2022年9月19日
  • 10人

今野敏、「石礫 機操235」。

これは読みやすい。とてもわかりやすい。

テレビのアクションドラマ見てるみたいやね。あんまり見たことないけど。

縞長サンは、高丸と一緒に機捜車、235に載って、渋谷界隈を担当してる。

年下の高丸の方が階級は上やけど貫禄はある。

しかも、一瞬、一眼で怪しいやつの顔を見つける名人だ。

わしには、そんなん絶対無理だ。

よくあるパターンは、相手の顔を見た途端、知ってる顔やってすぐにわかる場合がある。それでも、名前が出て来いへん場合がほとんどだ。

親しげに笑いかけて、結局名前が思い出せんで、その笑いが凍りついてしまう場合もしばしばだ。

最近は特に、コロナで皆さんマスクをしてるんでよけいわからん。

もしかしたら? 違ってたら失礼やし? なんて迷ってるうちに、視線がどっかへ行ってしまう。

仕事であればこういう能力も鍛えられるんやね。

事件発生。2人が現場に行って、捜査が始まる。

一段落して帰ろうとしたら、縞長サンがコンビニで見かけた男が気になるらしい。

追跡する。

逃げられる。

どうやら爆弾テロで指名手配中の男らしい。建築現場に逃げ込んで人質か?

思わぬ大騒ぎに発展。

手伝おうか?

SITに冷たく追い返された。 面白くない。

しかし、思い出した。容疑者内田はリュックを持っていた。どうもコンビニ近くで交換したらしいという情報をゲット。それでもSITに無視さらた。

こっちはこっちでやろう。

さて、地道に目撃情報を辿っていく。

共犯とは誰か?

新たらテロ計画があるのか?

内田は極左組織に関係があるのか?

防犯カメラに写っている者はいないか?

こちらも事態が少しずつ進んでいく。

話も大きくなっていく。捜査本部までできてしまった。

新たなテロか?

逃すわけにはいかない?

機操に自ら隊? 所轄に本庁?

なんやらややこしい。

敵対するような協力するような。

容疑者は何をしたいのか?

200万円の札束とは?

とてもわかりやすい。

とても面白い。

軽いけど、疲れることなく、楽しめる。

閑話休題。

実は、わしの親父は警察官だった。しかも刑事だった。

キャリアではなくて、叩き上げで試験を受けながら上に上がっていったというやつだ。

夜遅くまで勉強してても、”事件や”って電話があったらすぐに飛び出して行った。

刑事のカッコよさなんてのは、わからへんけど、家族の気持ちはよくわかる。

まあ、それだけの話ですわ。

あじあんじゃんくしょん
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