ホーチミン、ハノイ、サパの旅-12 ハノイからラオカイへ

列車に乗ったら、すぐ着いた。
何故かと言うと寝てたからだ。
ラオカイというのは中国との国境の街だ。ハノイから列車で約8時間かかる。
21:10発だから5時過ぎに着くということだ。チケットのチェックをされて車両に乗り
込んだ。「おっ、ええ車両やんか」前にホーチミンからフエまで乗った列車の車両とは
えらい違いだ。この列車にはファンシファン列車と言う二等車がついているようで、
前に乗ったのは三等車だ。今回はどうやら二等車で行く旅を申し込んでいたようで、
深く考えてなかったが、こういう事だったんやったらラッキーだ。
と言っても日本のグリーン車ほどの格差はなくて、ただ単に車両が新しいだけの事
なのだ。ベトナムの二等寝台は中国のお下がりのようで、とにかく古い。
古くてぼろいが不潔ではない。かなり丁寧に掃除してあるが汚くみえる。
トイレもちゃんと清掃してあって不潔とは言えない。が、少し汚く見えてしまう。
「なんかあっちの方が楽しそうやなあ」賑やかな声がここまで聞こえて来る。
今となっては、あっちの方が気さくなバックパッカー満載というかんじで夜の旅も
盛り上がるのだろう。シャイな私でもその方が楽しかったかもしれない。
席は上段だ。夜は景色は見えない。それに上段の方が荷物は安全だ。
それで、特に下段の指定はしなかったが結果はどうでるか。
こっちは何となく雰囲気がお上品だが、皆さんでかい。荷物もでかい。
4人揃うと荷物がコンパートメントに入らんと大騒ぎしている。
「どっから来たんですか?」とりあえず挨拶くらいはしとかないといけない。
「フランスです」フランス人の御夫婦だ。
さっさと上に上って寝ればいいのだが、トイレに先に行っておきたい。
夜中に降りてトイレに行くのはめんどくさい。
そうなるとホームにトイレはないし、動き出すまでは列車のトイレは開かないから
もうちょっと辛抱しないといけないのだ。
ぐずぐずと話していると、このサパツアーが終わったら次はディエンビエンフーに
行くと言う。フランス軍が負け古戦場だ。
アメリカ人はホーチミンのクチトンネルに行く。
日本人は戦争の話題を避けている。
さて、動き出した。さっさとトイレに行って、ウイスキーを飲んで寝てしまおう。
この車両はみんなおとなしい。
で、なぜかすぐ寝てしまった。持参の秘密兵器、ポケットウィスキーが今回も
役に立ったのだ。
しかし、夜行とは言え2階にいて全く景色を見れなかったのは残念だ。

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