拡大鏡

最近は物忘れがどんどん酷くなってきている。
毎日、外にでると必ず何かを忘れたことに気がつく。
今のところたいしたものではないがそのうち取り返しのつかない忘れ物をするかもしれない。
何かしようと立ち上がって、その瞬間に何をしようか忘れたということもよくある。
典型的なボケ症状なんだろう。
だから、いろんな事を日々の習慣にしょうと努力している。
習慣にすると体が勝手に覚えていて、その通り動くのでまだましなのだ。
いつも同じものは同じ場所におく、大事なものほどそうだ。
やる順番もできるだけ変えない。
違う事をしたときほど何か忘れて、何か抜けている。
しかし、歳のせいで、いちばんこたえるのは目だ。
老眼鏡を離せない。眼鏡がないと本も新聞も読めない。
実に不便だ。
画とか篆刻を習っているが、特に篆刻ではその影響が大きい。
手元がよく見えないのだ。
うまくならないのを目のせいにしてもしょうがないが、ちょっと手元が
狂って刃がすべってしまうと、すべてがだいなしになる世界なので
よく見えないのはつらい。
それでとうとう拡大鏡を買った。
据え付け型と頭につけるのと2種類あったが、頭につける法が使いやすそうなのでそれにした。
なかなか具合がいい。よく見える。
しかし、実は手の動きも拡大されているのだ。
ちょっと触ったつもりが大きく動いている。
このバランスを見につけるのも大変そうだ。
しかし、見えないとどうしようもないので、これでがんばってみようと思う。
結構疲れるけど。

megane080707

毎週月曜はこだわりのモノの話です。