イアン・マキューアン、「アムステルダム」
奔放に生きた女が死んだ。
恋のライバルでありながら、ある意味では戦友でもある男達。
そこに舞い込んだスキャンダラスな事件。
その事件をめぐって行き詰る戦いが繰り広げられる。
最後に勝つのは一体誰だ。
一体誰が誰に勝ったのだ。
「贖罪」の作家、イアン・マキューアンがブッカー賞をとった作品。
確かに「贖罪」方が奥が深いし、複雑だが、この作品、とても面白い。
すごいサスペンスと思って読んでしまった。
角田光代、「いつも旅の中」
この人のアジアの原点はタイにあるようだ。
タイを巡る旅の中で触れた心の優しさ、豊かさと、カルチャーの違いを
知って感じる、驚きと喜び。
こういう事から始まった旅は世界を巡る旅になっていく。
この人の旅する心、とてもいいです。同感できます。
私のアジアの原点は中国です。
この人はあまり好きでないようですが、私は好きです。
それはそれでしかたないけど。
好きな旅を続けよう。
毎週火曜は、最近夢中で読んだ本の話です。