今年の有田の陶器市で「鍋島」の花瓶と皿を買った話をしたが、
その時に気になる皿があった。
景徳鎮の皿だ。勿論、本物のお宝、骨董品ではなくて、現代に
昔の技術を真似るためにつくったものだと思われるものだ。
しかし、この絵柄がとても気に入ったし、この程度のものを
金でついでいるのも気になった。持ってた人も、お宝というほど
ではないが、割れても気に入っているので、わざわざお金をだして
金でつないだんだろう。そういう感じが面白くて欲しくなったのだ。
鍋島の花瓶、皿と込み込みだったので格安で譲ってもらうことになったが
別送で送ってもらう話をしたり、更に値下げをお願いしたりしている
うちにすっかり忘れてしまっていて、伝票にも載っていなかった。
それであわてて電話をしたら、「気に入ってられたみたいなので
一緒に入れておきました」との返事だった。
ありがたい。
こういう関係ができるといいものだ。これからも大事にしていきたいと
思っている。
毎週月曜はこだわりのモノの話です。