コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−80、学校で今習ってること。

学校で今習ってること。

さて、杭州暮らし、学生寮暮らしの日々をかいつまんでお話ししてる。
ところで、絵の勉強はどうなっているか。
やっと、山水画のコースが終わって、花鳥画の時間になっていた。
山水画の先生とは人間関係がうまく行ってなかったんで、いまは精神的にとても楽だ。
毎日、毎日機嫌良く牡丹の絵を描いてる。

専門に勉強した人には常識かもしれんけど、わしにはとても新鮮だった。
輪郭線を何回やり直したことか。
先生からダメ出しばっかり。細い線は難しい。
それが終わったら、こんどは色を塗る。
白い絵の具を何度も何度も塗り重ねる。それでもダメがくる。
また一から塗り直す。
そんなのを繰り返してるうちに同じ白でも塗り重ねているうちに微妙な変化がでてくる。
すごいもんだ。
やり直しはつらいけど、楽しい。
そういう日々がつづいたあと、もっとすごいやつをやることになった。
というか、課題は自分で選ぶ。
南宋時代の古典的な有名なやつを選んでこれをやってみたいと思った。
最初は、蝶やキリギリスの部分を一生懸命やる。

これまた、ダメばっかり。
補足鋭い線が難しい。
先生がやると鋭くて美しい線が一瞬でできる。
老眼のせいだけではなさそうだ。
知ってるけど。
で、何度もなんども練習する。
輪郭線だけではない。
蝶々の黒い羽の塗り重ねがまた難しい。
これまた何度も何度もやり直し。
虫、虫、虫の感じがちょっと掴めてきたら、全体にとりかかる。

いくらダメ出しといいながらも、素人相手。
やっぱり敷居はけっこう低くしてくれてる。やってるうちにまあええかが出る。

上手にモチベーションをつないでくれる。
優しい先生やね。
この作品の見どころもいろいろ教えていただいた。
せまい場所に密集してる葉っぱや花でも、それぞれ、遠近を考えて濃淡がつけられてるのだ
そうだ。
下手は下手なりに仕上げてみると、なかなかそれなりに良いものだ。
元がええだけに、臨模であっても良いように見える。
ええ勉強になる。
まだまだ先は長い。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。