自分で染めた藍染め布

前に、倉敷の桃太郎ジーンズを買いに行った時に、藍布屋、「本藍染工房のぞき」
という所に行って体験藍染めをした話をした。
その時に出来た物を紹介しよう。体験だから簡単なものだ。ハンカチよりは少々大きい
程度の布2枚だ。
本格的な型染めはこんな体験レベルではできないから、野菜とかボールとかいろんな物を
包みこんだり、簡単な型でしめつけたりして模様をつけるという。
又は、手でくちゃくちゃにしてその皺が模様になるのを味わう方法もあるという。
それならと、カボチャを包みこんで模様にするのと、手でくちゃくちゃやって偶然に
期待するのをやって見よう。
「「つくも」を違うと明らかに色が違いますか?」
「はっきりわかりますよ」と自信を持って答えてくれた。
醗酵させた天然藍である「つくも」はとても高価だそうだ。それで色が大して変わら
なければ悲しい。
さて、教えられるままに、手でしっかりと揉み混んでは丁寧に広げて空気にさらすと
いうことを繰り返し繰り返しやって、藍を布に押し込んで行く。
なかなか面白いが、仕事だと大変だろう。
「できた」
水洗いして乾燥させて、アイロンをかけてくれたものを見て見る。
「これはすごい」
特に手でくちゃくちゃとやったものが、最初から意図したかのようなすばらしい
模様になっているではないか。
「なかなか芸術的や」と自分で自分をほめてあげる。
今迄よく見て来たインディゴの藍色とは全然違う。
「はっきりわかりますよ」と自信を持っていうはずだ。
深いのだ。味があって、深みがある。
あんまりええ色やから、ジーンズ屋さんで布地を売っていたのでそれも買ってしまった。
中国でこんなの売ってたらええんやけど、インディゴで安く簡単に染まるのに
わざわざ天然藍を醗酵させたようなものを無理に難しくしてやるはずないやろなあ。

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毎週月曜はこだわりにモノの話です。

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