熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−33、帰りも谷瀬の吊り橋。

帰りも谷瀬の吊り橋。

さて、路線バスやから、快適に整備された本国道からはちょくちょく外れて谷間の
村に入っていく。生活のための路線バスやから当然のことだ。気まぐれの旅人にしても
大通りをビュンと通り過ぎてしまうより、この方が山郷の暮らしに少しでも触れることが
できて楽しい。
雨模様ではあるが、バスの中にいたら濡れることはないんで快適だ。
そうこうするうちに2つ目の休憩場所、谷瀬の吊り橋に着いた。

往路でたっぷり見学したんで、もうあまり見るとこはないかな?
雨の中、歩きまわるのも辛いなあ。
なんて思うけど、実は用がある。
その時にお店のなかに、行者ニンニクに醤油漬けみたいなのがあった。それと高菜の
漬物みたいなのを買って帰ろうと思ったんやけど、なんぼなんでも行きにお土産買うのはなあ
なんてことで帰りには絶対忘れんとこと勇んできたのであった。
とりあえず、あのお土産屋さんには行っておこう。
ところがなんと、様子がおかしい。
ガーン。どの店も開いてる風ではない。
もしかしたら、この日は休店日なのか。ガーン。
そういう事態があるのを全く考えてへんかった。
どうしよう。どうしょうもない。そのへんをウロウロ。
開いてる店はあることはある。
同じモノは売ってない。がっかりしながらもなんかなにかと物色する。
珍しいモノがあった。「柚餅子」だ。ゆべしとは書いてないけど、あきらかにそうだ。

初めてなんでとても興味がある。ぜひ買って帰ろう。
高菜の漬物もあった。

帰ってから早速、熊野の酒とともに食ってみた。
これは素晴らしい。とても美味しい。

柚子の香りがたっぷりのその奥にとても複雑な味わいがある。
とても濃厚ではあるけど、滋味がたっぷりで、こいつを食べて、日本酒を含むと
とても美味しい。
これぞ日本の味という気分に包まれる。
こんなの自分で作ってみたいと思う。これは絶対調べんとあかん。
いつか必ず。
作るぞ。

旅に戻る。

雨の中、美味いモンを手に入れてご機嫌でバスに戻る。

また、山道を走る。

雨がどんどんひどくなってくる。

大丈夫かいな?
どうなんのやろ?
心配になるほどだ。
これからまだだいぶ山道を走るのに。

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ありがとうございました。