サイモン&ガーファンクル 

  • 2008年8月28日
  • 音楽
  • 1人

サイモンとガーファンクルというと言うまでもなく一番に映画「卒業」を思い浮かべます。
年上の人妻とのドロドロの情事に溺れ、その上あろう事かその娘に恋に落ち、
その結婚式に、女を奪い返しに行くと言う映画で、
気持ちは分からないではないがやってることは、人間として最低だろうという
シチュエーションで、それでも主人公がアルファロメオを駆って、サンフランシスコの
郊外を愛する女を取り返しに必死で走る場面で、
「スカボロー市場」や「5月の朝に」とか「ミセス・ロビンソン」、
「サウンド・オブ・サイレンス」などの歌が流れると、そのすばらしい歌の流れが
主役になってしまって、バカ者をヒーローに変えてしまったような、そんな映画でした。
車を駆って、愛する女のもとにひた走るというシチュエーションでは、ちょうど同じ頃
映画になった、「男と女」の方がはるかに美しい映画でしたが、
この映画以来、すっかりサイモンとガーファンクルの音楽に魅了されてしまいました。
アート・ガーファンクルの高い澄んだ美しい歌声とポール・サイモンとの見事な
ハーモニー、ポールの作曲の妙と併せて不世出のデュオだと思います。

私の友人達は、私のカラオケナンバーとしてS&Gの曲を聞かされて、大いに迷惑
していることと思います。

ongaku080828

毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。