John Coltrane / Blue Train

  • 2010年7月22日
  • 音楽
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先週はちょっとどっきりジャケットのCOOL STRUTTIN’/SONNY CLARKの話をした。
やわらかい管の音と軽いノリが心地良い。
それで調子にのって、もうちょっときついのが聞きたくなった。
ビールから焼酎に切り替えるようなものだ。ウイスキーやウォッカ、バイヂュウにまでは
行かない。あくまでも焼酎レベルだ。
それでコルトレーンだ。初期のやつ。コルトレーンは段々、求道者になっていく。ウォッカ、
バイヂュウどころではない。今はそこまではいらない。
ちょうどいいのがあった。「Blue Train 」というやつだ。
メンバーは最強だ。
ジョン・コルトレーン(ts)、リー・モーガン(tp)、カーティス・フラー(tb)、
ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
こっちはステレオだ。
「おおっ、突き刺さる」
ジャケットをわからないながらも読んでると、「鋭い」とか「激しい」とか、「刺すようだ」
とか「突き刺さる」とかエモーショナルとかの表現が並んでいる。
明るくて元気がある。
後年のモノほどキツくはない。うなだれながら恐れ入って聞かなくてもいい。
軽く体をゆらしていればいいのだ。
曲名はこんなの、
1. Blue Train
2. Moment’s Notice
3. Locomotion
4. I’m Old Fashioned
5. Lazy Bird
50年代後半の録音とある。もう半世紀前やで。
しかし、ええもんはええなあ。

ongaku100722

毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。